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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第17戦 ゲートウェイ【プラクティス1】レポート

<US-RACING>
9月の3連戦の最後となる第17戦は、イリノイ州のゲートウエイ・インターナショナル・レースウエイで開催される。州境となるミシシッピー川を挟んで、ミズーリ州最大の都市であるセント・ルイスのダウンタウンから車で約10分ほどの距離にあり、CARTが行われるのは今年で4回目。

今年最後のショートオーバルとなる今回、全長はシリーズ中唯一の1.27マイルだが、マシンはツインリンクもてぎと同じ1.5マイル仕様となる。フロントがダウンフォースの少ないスーパースピードウエイ用のウイングに、後ろはハンドフォードデバイスマーク2の組み合わせだ。コースレイアウトはもてぎと非常に良く似ており、小さなRのターン1〜2と大きなRのターン3〜4で構成される(もてぎは小さなRの方がターン1〜2)。

昨年は序盤にモントーヤとトレイシーによる大バトルが展開したが、どちらもトラブルで後退し、最終的にアンドレッティが勝利を収めた。2位はカストロネベス、3位はフランキッティが入る。通常のレースが200マイル前後であるのに対し、今回は300マイル(236ラップ)と距離も長い。ピットストップなどの戦略も含め、いつもとは違うレースとなるだろう。

ちなみに今年のオーバルにおけるウイナーは、パピス、フェルナンデス、アンドレッティ、ド・フェラン、モントーヤ、トレイシー、ダ・マッタであり、未だ誰も2勝目を上げていない。この中から3勝目を上げるドライバーが登場するか、それとも新しいウイナーが登場するのか。

快晴となった初日、気温は西海岸のラグナ・セカ同様20度と、この時期のアメリカ中部にしては意外なほど気温が低い。今回の最初のプラクティスは第12戦のシカゴの予選結果をもとに、上位グループと下位グループに分けられ、それぞれ45分ずつの走行となった。路面温度は32度である。

午前10時30分、まずはじめに下位グループから開始され、10分が経過した時点でのトップはフェルナンデスの26.704秒。さらに10分が過ぎ、今度はギドリーが26.468秒でトップ。モレノ(26.525秒)、フィッティパルディ(26.673秒)と続き、この上位3人はスタートから30分が経過しても変わらず。

予定どおり11時15分にチェッカーとなり、独特の排気音を響かせていたトヨタのSSTエンジンを駆るギドリー(タイム変わらず)がトップで、モレノ、フィッティパルディの順位のままフィニッシュ。15分のインターバルをおいて、今度は上位グループのスタートとなった。

開始から5分後、カナーンが5周目にそれまでのトップタイムとなる26.270秒をマーク。ターゲット・チップ・ガナッシは2台ともTカーで走行を開始したが、他車と変わらない排気音となっており、SSTエンジンでは無い模様。しかしスタートから10分後にはモントーヤが26.009秒のトップスピードを記録。パピスも26.216秒を出してカナーンを上回った。

Tカーでトップタイムを出したモントーヤは、11時46分過ぎ、今度はSSTエンジンが搭載されているプライマリーカーの方に乗り換え、コースイン。11時58分にはそのプライマリーカーでも26.034秒を叩き出し、Tカーで自ら出したトップタイムに肉迫する総合2位をマークする。

午後12時となり、開始から30分が経過しても1位、2位のタイムは依然モントーヤがキープ。前戦の覇者、カストロネベスが26.120を記録して3位に上がって来た。だが、終了5分前になってモントーヤのチームメイト、バッサーがSSTエンジン搭載のローラで26.027秒を記録して2位に浮上するなど、ガナッシは絶好調。

このままガナッシのワンツースリーでセッションが終わるかと思われた終了1分前、パピスが唯一26秒を切る25.859秒を記録。フォード・レイナードがトップに躍進して第1回目のプラクティスが終了した。しかしガナッシは通常のRV8EとSSTの両方とも高いポテンシャルを発揮しているのは明白。ホンダは5位のカストロネベス、メルセデスはカナーンの8位が最高で、中野信治は27位と言う結果に終った。