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残念ながら決勝レースは天候不順のため、日曜日に順延決定!

<US-RACING>
 午後12時スタート予定だった決勝レースは、雨が降ったり止んだりの天候が回復せず、結局午後3時前に、翌14日日曜日に順延されることが発表された。14日日曜日は、午前11時30分スタート。周回数は予定通り、201周で争われる。ウォームアップなどは行われず、スタート前に数周のパレードラップが行われるだけだ。

 雨は昨日の夜から降り始めたが、土曜日の早朝にはいったん上がる。ところが午前7時30分すぎから再びポツポツ降り始め、すぐに本降りに。だがウォームアップ・スタート時間の9時頃から雨足が弱まっていき、ウォームアップ走行はディレイになったものの、9時30分頃には完全に上がった。

 コース上では2台のジェットドライヤーカー(ジェットエンジンを使って路面を乾かす清掃車)を先頭に、コース上を何十台ものオフィシャルカーが周回し、路面を乾かすための作業が懸命に行われる。その結果、10時30分過ぎには11時45分からウォームアップが行われることがアナウンスされたが、コースが乾き、結局始まったのは12時1分。グリーンフラッグが振られ、15分間のウォームアップ走行が開始された。

 この時、マイケル・アンドレッティのマシンにトラブルが発生し、急遽バックアップカーが用意される。 このウォームアップではジミー・バッサー、ポール・トレイシー、ファン・モントーヤがトップ3。しかし決勝のセッティングだったため、バッサーでさえタイムは27秒096と3人とも27秒台だった。そして全車、ピット前に並べられ、大会記念式典(大会会長や駐日アメリカ大使代理あいさつ、アメリカ、日本国歌斉唱など)が行われた。

 もてぎに集まった6万5千の大観衆の前で、いよいよスタートかと思われたその時、無情にも再び雨が降り始めてしまう。マシンにはすぐにカバーが掛けられ、はじめのうちはドライバーもマシンに乗ったまま待機していたが、どんどん雨が強くなったため、全員が降りて、天候が回復するのを待つことになった。

 その後、雨はまさに降ったり止んだり。午後2時過ぎにはだんだん暗くなり、冷たい風も強くなってきた。そこでCARTオフィシャルとツインリンクもてぎは、明日への順延を決定。来場者にもアナウンスされ、同時にガレージピット前でのドライバー・サイン会実施とオーバルコースを開放することも伝えられた。日本開催3回目にして、初めての順延。仕方がないとはいえ、とても残念な結果となってしまった。せめて明日は好天に恵まれ、迫力あるレース展開になることを期待したい。