<US-RACING>
ケニー・ブラック、タイム更新はできなかったが、3度目のトップタイムをマーク!
天気予報は雨だったが、雲は多いながらも日差しが差し込むまずまずの天気となった金曜日。気温20度、路面温度30度のコンディションのもと、2つのグループに分かれて行われる3回目のプラクティスが、午前9時45分にスタート。
まず、グループ1(昨日のプラクティスで14位以下のドライバー)がコースイン。30分を過ぎたあたりで、これまでもてぎで2連覇しているアドリアン・フェルナンデスが昨日の自己ベストを上回る26秒303をマークして、グループトップに立つ。さらに26秒294までタイムを縮めたところで、ターン2でロルベルト・フォンタナがクラッシュ。フォンタナは首と背中を痛め、病院に運ばれる事態となった。結局、グループ1はフルコース・コーションのまま終了となった。
グループ2では、なかなかフェルナンデスのタイムが破られなかったものの、30分が経過した頃に、昨日のトップ、ケニー・ブラックが26秒283で逆転。そのまま26秒113までタイムアップし、これがこのプラクティスのトップタイムとなった。2位はファン・モントーヤの26秒142、3位にはモントーヤのチームメイト、ジミー・バッサーが26秒215で入った。しかし、各チームとも決勝用のセットアップに専念しているのか、3人とも昨日のタイムを更新できないまま、最後のプラクティスが終了した。
予選はこのあと、午後1時15分からシングルカークオリファイで行われる。
●中野信治のコメント
「タイム的には納得していない。まだセッティングが完全ではなく、ターン3〜4でちょっとアンダーが出ている。でも予選では攻めの走りで、タイムアップを狙いたいですね」
●黒沢琢弥のコメント
「またエンジンから煙が出て、その原因を捜すのに時間をとられちゃって、足回りのセッティングをいろいろ試す時間がなくなってしまった。だから予選は苦しいかもね。まあ、もう一度、セッティングを見直して、めいっぱいがんばるだけだね」