CHAMP CAR

CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第1戦 ホームステッド トピックス

■開幕戦でのキャリア初優勝はバッサー以来

 CARTが開催されて今年で21年目になるが、開幕戦で優勝しその年のシリーズチャンピオンを獲得したドライバーが今までに6人いる。80年のジョニー・ラザフォード、82年のリック・メアーズ、84年のマリオ・アンドレッティ、93年のナイジェル・マンセル、95年のジャック・ビルニューブ、96年のジミー・バッサーだ。マンセルとバッサーに関しては、今回のパピスと同様開幕戦が初優勝であった。チーム・レイホールが開幕戦で表彰台に上がったのも5年ぶりで、95年にボビー・レイホールが3位を獲得して以来だ。

■過去最高のポジションを獲得したロベルト・モレノ

 2位を獲得したベテランのロベルト・モレノは、今回がCARTキャリアで最高位の入賞となった。過去の上位入賞歴は、昨年のラグナ・セカと96年のUS500で3位入賞があげられる。

■トレイシーが獲得したある賞

 予選17位からスタートし、3位表彰台を獲得したポール・トレーシーは初のバドワイザー・ハードチャージャー・アワード(予選順位と決勝順位の差が最も大きいドライバーに与えられる賞)を獲得した。

■ルーキーがトップを走ったのはマンセル以来

 話題のルーキーであるケニー・ブラックとアレックス・タグリアーニは93年のナイジェル・マンセル以来、開幕戦で初めてトップを走ったルーキードライバーとなった。

■ファステスト・ラップはファン・モントーヤが記録

 今回の開幕戦の決勝でファステストラップタイムを記録したのはファン・モントーヤで27.826秒。これに続くタイムがアンドレッティの27.895秒で、わずか0.069秒の差。このタイムを記録したのはともにレース開始2周目である。ちなみに、中野信治のタイムは139周目の28.275秒でモントーヤのタイムから0.449秒差。優勝者のマックス・パピスは114周目の28.205秒で、この二人の差はわずか0.070秒しかなかった。トップのモントーヤ以下、フォードのマシンがファステストラップの2位から5位までを独占している。

■45