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第6戦ミド-オハイオ【決勝】フォト・レポート

<US-RACING>

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ALMS第6戦ミド-オハイオの“アキュラ・スポーツ・カー・チャレンジ”、2時間45分に及んだ決勝レースで、勝ち抜いたのはド・フェラン・モータースポーツのアキュラARX-02aでした。チームの4度連続の総合優勝となったものの、ドライバーのジル・ド・フェランとシモン・パジェノーにとっては、ともにミド-オハイオの初優勝でした。今回チーム・オーナーがもらうトロフィーを換わりに受け取ったのは、昨年のこのミド-オハイオでピット作業中のアクシデントにより、大火傷を負ったクルー・メンバーのキース・ジョーンズ。今シーズン開始から復帰していたジョーンズですが、そのときに火傷した顔は透明なプラスチックでプロテクトされていました。「去年あの事故があって僕の人生が変わった。クルーのみんなも大きく変わったと思う。かなり感情的な週末になった。チェッカーを受けたときに号泣してしまったよ」と目に涙を浮かべながら話すド・フェランでした。チェッカーを受けたときに、ジョーンズも泣き出し、それを見たパジェノーも号泣していました。この勝利が彼らにとって、特別なものとなったのは間違いありません。

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2位に入ったのは、ハイクロフト・レーシングのアキュラARX-02aでした。今年のル・マン24時間レースでプジョーの助っ人ドライバーとして優勝したデイビッド・ブラバムと、96年インディカー・コ・チャンピオンのスコット・シャープがドライブ。今回は、GTカーのトラフィックにつかまってド・フェランに追いつくことができず、8秒358差でフィニッシュ。ド・フェランの連覇を止めることができませんでしたね。

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4台の異なるクルマがリードし、激しいバトルが展開した今回のLMP2クラスでしたが、勝ち抜いたのはフェルナンデス・レーシングのアキュラARX-01B。最終ピット・ストップをスプラッシュ・アンド・ゴーでコースに復帰し、ダイソンのローラ・マツダとサイトスポーツ・ポルシェを抑えてLMP2トップ、総合3位に入りました。「あのマツダはストレートで僕らより13マイルも速かったよ。そこでパスされるだろうと思ったので、レース戦略に集中した。最終的に彼らより4~5周遅くピットに入れた。チーム全員がすごくがんばっているんだよ。今日はパフォーマンスが良かったし、チャンピオンシップを持って帰れるといいね」と大喜びのルイス・ディアス。今シーズン5度目のクラス優勝となりましたよ。

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今回初参戦のサイトスポーツ・ポルシェRSスパイダーは、今日も予想外の活躍をしていました。ポルシェをドライブしていたクラス・グラフは、ダイソン・マツダと激しいバトルをした末にマツダがスピンしてしまい、グラフはそのままクラス2位、総合4位でチェッカーを受けました。次戦ロード・アメリカでもこのポルシェの活躍を期待したいですね。

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今週末、シーズン前半までGT1で参戦していたコルベット・レーシングは、競争の激しいGT2クラスに新しいマシンをデビューさせました。ところが惜しくも2位となり、夢のデビュー・ウインとはなりませんでしたね。優勝したフライング・リザードのポルシェ911は、コルベットに21秒の差をつけてフィニッシュ。3位に入ったのはレイホール・レターマン・レーシングのBMWでした。

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午後3時からスタートしたALMSのレース。午後から再び雨が降ると予報されていましたが、良い意味で予報が外れてくれました。多くのファンが集まっていたので、なにより雨に濡れずに済んでよかったですね。結局、終日を通して曇り空となったミド-オハイオですが、変に暑くなることもなく、ファンにとって観戦するにはちょうど良い天候となりました。次戦は来週、ロード・アメリカで開催されます。果たして、ド・フェランの連覇は続くのでしょうか?