ALMS

アキュラ勢がシリーズ参戦以来初となるLMP2クラス表彰台を独占

<Honda>
アメリカン・ルマン・シリーズ第9戦デトロイト
■開催日   : 8月30日(土)
■開催地   : ミシガン州デトロイト
■サーキット : ベル・アイル・パーク
■コース全長 : 3.3km

 アメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)第9戦デトロイト・スポーツカー・チャレンジが30日(土)にベル・アイルのストリートコースで開催され、アキュラが昨季のレース参戦から21戦目で、初の総合1-2フィニッシュを果たすとともに、LMP2クラスでは表彰台を独占した。

 2時間45分に及ぶレースで#26 XMサテライトラジオ・アキュラ(アンドレッティ・グリーン・レーシング)を駆るフランク・モンターニュ/ジェームズ・ロシター組が、アキュラとして今シーズン2度目となる総合優勝を飾った。#9 パトロン・ハイクロフト・アキュラ(パトロン・ハイクロフト・レーシング)を駆るデイビッド・ブラバム/スコット・シャープ組がトップと3.98秒差の総合2位でフィニッシュ。そして、#66 パナソニックELSサラウンド・アキュラ(ド・フェラン・モータースポーツ)を駆るサイモン・ペジノ/ジル・ド・フェラン組がLMP2クラス3位表彰台を獲得した。

 予選ではブラバムとペジノが1-2番手タイムを記録。決勝はシャープがポールポジションからスタートした。シャープは22周目に5秒のリードを奪う懸命の走りを見せ、ペジノは序盤の抑えたレース運びから、50周目にトップを奪った。トータル104周中シャープが49周、ペジノが8周、そしてモンターニュがレース終盤の47周をリードし、初めてアキュラ勢がレースを終始リードする展開となった。アキュラが初となる1-2-3フィニッシュを成し遂げたことにより、現在、LMP2クラスのマニュファクチャラーズ・タイトル争いで4ポイントをリードしている。また、ドライバー・タイトル争いにおいて、ブラバム/シャープ組はペンスキーチームとの差を更に詰め、4ポイント差とした。

 イエローコーション時のアンドレッティ・グリーン・レーシングの作戦がレースの鍵を握っていた。モンターニュは給油のための最後のピットストップを行い、62周でグリーンフラッグが振られた際にコースに戻り、ティモ・バーンハード(ペンスキー・ポルシェ)とブラバムとの差を広げ、昨季のアキュラのデビュー戦となったセブリング12時間レースに次ぐ2度目の勝利を確実なものとした。

 #15 ロウズ・アキュラ(ロウズ・フェルナンデス・レーシング)を駆るルイス・ディアス/エイドリアン・フェルナンデスは、ディアスがレース序盤にトラブルに見舞われたことが影響し、トップフィニッシュのチャンスを逸した。

 ALMS第10戦プチ・ルマンは10月4日(土)にロードアトランタで開催される。このレースには、今年のIndy500の勝者スコット・ディクソン(チップガナッシ・レーシング)も、ド・フェラン・モータースポーツから参戦する。

■アンドレッティ・グリーン・レーシング:総合優勝

フランク・モンターニュ(Franck Montagny)
「チームの戦術が素晴らしかった。ドライバー交替のルールを熟知しており、約45分の的確なタイミングで交替した。また、ジェームズの走りも素晴らしく、トップ集団でレースを展開することができた。トップ争いをしていた他のマシンのドライバー交替やタイヤと給油のタイミングで、給油のためにピットインしなければならず、ポジションをキープしながらのレースは難しかった。タイヤはラバーをうまくとらえていて、混戦を利用しレース終盤、力強い走りができた。これまで勝利に近いレースが続いていたがついに今日優勝を果たした。チームを称えたい」

ジェームズ・ロシター(James Rossiter)
「よいスタートを切ることができ、レース序盤に3位にくい込んだ。その後のリスタート時に、サイモン(・ペジノ)のインサイドに果敢に飛び込んだが、マシンはタイヤかすを拾い大きく逸れ、そのタイヤかすを取り除くのに4周から5周を要し、5秒をロスした。その後マシンは復調し、フランクの素晴らしい走りで勝利を飾ることができた。ロードアメリカ戦では優勝できると信じていたし、モスポート戦でも優勝を目前にしていて、チームにとって難しいレースが続いていただけに、全てのチーム関係者にとって最高の勝利となった」

■ハイクロフト・レーシング:総合2位

デイビッド・ブラバム(David Brabham)
「他チームと異なる戦術によって、ピットイン後に上位ポジションを逃してしまうシーンがあったが、マシンはとても良かった。5位から2位まで順位を上げ、フランクを追走することはできたが、タイヤかすを拾うことなく混戦の中を走ることが難しかった。レース終盤に果敢なドライブを試みたが、うまくいかなかった。今日のレースでは落ち着いて、タイトル争いに残るためのポイントを獲得することがより重要だった。アキュラの1-2-3フィニッシュが何よりも素晴らしい結果だ」

スコット・シャープ(Scott Sharp)
「チームがスタートから速い素晴らしいマシンを準備してくれたが、混戦に苦戦した。タイヤが擦り切れてしまい、サイモンに抜かれてしまった。ミシュランタイヤはとても強く、通常より多い周回数を走った。よい状態でデイビッドにマシンを託そうと努めた。タイトル争いに向けた重要なレースで、トップに4ポイント差まで迫った。そして、アキュラがLMP2クラスのマニュファクチャラーズ・タイトル争いでトップに立ったことは、全てのアキュラチームにとって喜ばしいことだ」

■ド・フェラン・モータースポーツ:LMP2クラス3位(総合4位)

サイモン・ペジノ(Simon Pagenaud)
「チームは素晴らしいマシンを用意してくれた。レース序盤、路面をうまくとらえることができず、タイヤが温まるのを待たなければならなかった。その後、マシンはとても速くなり、我々若いチームが1戦毎に改善していることを証明できたと思う」

ジル・ド・フェラン(Gil de Ferran)
「総合1位、2位獲得と、LMP2クラスでのトップ3フィニッシュによりアキュラにとって素晴らしい1日となった。我々のマシンも素晴らしく、サイモンの走りは突出していた。戦術がレースを左右する展開となり、レースをリードしていたが、グリーンフラッグが振られた際にピットインできなかった我々に対し、他の数チームの異なる戦術が功を奏す結果となった。先週のレースに続き作戦ミスではあるが、全体として、チームのパフォーマンスとマシンにとても満足している。来月のプチ・ルマン戦を楽しみにしている」

■ロウズ・フェルナンデス・レーシング:LMP2クラス9位(総合24位)

エイドリアン・フェルナンデス(Adrian Fernandez)
「何が起こったのか分からない。100%確かではないが、何かが破損したと思う。とても残念な結果だ」

ルイス・ディアス(Luis Diaz)
「とても不運な1日だった。第3コーナーの出口で突然マシンが思いもよらない動きをして、壁にぶつかったと思ったが接触は免れた。特別なことは何もしておらず、コントロールを失ったわけではなかった。残念な結果となったが、チームは継続してベストを尽くしていく」