ALMS

アキュラがアメリカン・ルマン・シリーズのLMP1クラスに2009年シーズンより参戦

<Honda>
 アキュラは、来季よりアメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)のLMP1クラスへの参戦を決定した。

 最もパワフルかつハイレベルな技術力を要するLMP1クラスには、ド・フェラン・モータースポーツとパトロン・ハイクロフト・レーシングが参戦する。ニューマシンは、ワース・リサーチ社の協力によってデザイン開発が進められ、11月にテスト走行が予定されている。また、来季のLMP2クラスには、引き続きロウズ・フェルナンデス・レーシングが参戦する。

 アキュラは、昨シーズンよりアメリカン・ルマン・シリーズLMP2クラスに参戦し、アンドレッティ・グリーン・レーシング、ハイクロフト・レーシングとロウズ・フェルナンデス・レーシングの3チームとともにスポーツカーレースの世界に参入を果たした。3台のマシン参戦は、アキュラの20年の歴史において、初めてのモータースポーツへの取り組みとなった。

 その後、今シーズン途中からド・フェラン・モータースポーツがアキュラチームとして加わり、3.4リッターV-8エンジンを搭載したアキュラは、これまで4度ポールポジションを獲得。デイビッド・ブラバム/スコット・シャープ組が総合初優勝を果たした今季第5戦ライムロック・パークを含み、LMP2クラスで5度の優勝を果たしている。

 ジル・ド・フェランは今年、ドライバー兼チームオーナーとしてド・フェラン・モータースポーツチームを結成し、レースの世界に復帰を果たした。ド・フェランはALMS参戦前にHonda Racing F1 Teamのスポーティングディレクターとして活躍した経験がある。#66 パナソニックELSサラウンド・アキュラを駆るド・フェラン/サイモン・ペジノ組は今季5レースを戦っている。

 ダンカン・デイトンをチームオーナーとするパトロン・ハイクロフト・レーシングは、ブラバム/シャープ組が7月のライムロックでの総合優勝を始め、ロングビーチ、ロードアメリカ、モスポートでのLMP2クラス優勝を果たし、今季のアキュラマシンの中で最も好成績を収めている。また、4クラス全てで優勝経験のあるALMS唯一のドライバー、ブラバムは、昨季のヒューストンと今季のライムロックでポールポジションを獲得している。

 エイドリアン・フェルナンデスとモータースポーツのベテランであるトム・アンダーソンによって2000年秋に結成されたロウズ・フェルナンデス・レーシングはレース参戦から7年目を迎え、チャンプカー、IndyCarシリーズとGrand-Amシリーズにおいて勝利を経験している。

 アキュラはホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が主にデザインと開発を行った初めてのレーシングエンジンとシャシーを搭載している。HPDにとって、同時期に開催されている2つのレース(アメリカン・ルマン・シリーズとIndyCarシリーズ)にマシン供給を行うことは初めての試みであった。

 アキュラのレース参戦は、四輪パフォーマンスと技術力の高さを象徴しており、ALMSの耐久レースにおいて他社と競う機会が実現している。アキュラの四輪部門は1986年3月27日に発足し、1991年に発表した初の全アルミニウム製車(NSX)を始め、多くの四輪車を製造・販売してきた。アキュラは260を超える米国ディーラーから高いパフォーマンス車を提供している。

 1993年にカリフォルニア州に設立されたHPDは、Hondaとアキュラの高いパフォーマンスを誇るレースマシンの技術サポートを行ってきた。HPDはHondaのIndyCarシリーズとアキュラのALMSでの取り組みに協力している。

■ジョン・メンデル(John Mendel):アメリカン・ホンダモーター上級副社長
「2007年参戦以来、我々のゴールは常に最高レベルのスポーツカーレースで競うことである。アメリカン・ルマン・シリーズのLMP1クラスは、競争力、技術面の両方で米国のスポーツカーレースの最高峰に位置づけられ、クラス昇格に向け準備を進める中で、アキュラがLMP1クラスに参戦することは自然な流れだと実感している」

■エリック・バークマン(Erik Berkman):HPD社長
「アキュラのスポーツカーレースへの取り組みは、HPDのスタッフに活力を与え、参戦以来多くの目標を達成してきた。我々は同時期に開催されている2つのレースに対し、十分に対応できている」

■ド・フェラン・モータースポーツ
ジル・ド・フェラン(Gil de Ferran)
「我々のチームとアキュラ及び、私の長年にわたるHondaとのつながりを大変嬉しく思う。そして、この新たな発表は重要なステップを意味している。我々は若いチームだが、ド・フェラン・モータースポーツチームは豊富な経験と能力を備えており、アキュラのスポーツカーレースへの取り組みに貢献できるだろう。LMP1クラスに参戦し、アキュラを最高の栄誉に導くことを楽しみにしている」

■ハイクロフト・レーシング
ダンカン・デイトン(Duncan Dayton):チームオーナー
「アキュラ及びHPDとのつながりはハイクロフト・レーシングチームにとって原動力となっており、2009年LMP1クラス昇格チームに選ばれたことをとても誇りに思う。これまで我々はアキュラ、HPDとワース・リサーチとの強い協力関係を築き上げてきた。明確な計画と共にスタートし、ALMSを通じて競争力のあるチームになった。パトロンを主要スポンサーとして起用したことによってアキュラプログラムは更に成長し、今季成功を収めている。LMP1クラスに昇格し、今後も成長を遂げていきたい。2009年シーズンはアキュラとパトロン・ハイクロフト・レーシングチームにとってエキサイティングなシーズンになるだろう」

■ロウズ・フェルナンデス・レーシング
エイドリアン・フェルナンデス(Adrian Fernandez)
「2年間アキュラと共にスポーツカーレースへの充実した取り組みができた。ローラシャシーからアキュラマシンへの変更によってチームは大きく進歩を遂げた。今季はLMP2クラスにおける優勝に向けレースに集中していきたい。思い通りに運が味方するレースばかりではないが、アキュラのサポートを今後も得られることをとても嬉しく思う。2009年LMP2クラスタイトルを目指したい」