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アメリカン・ル・マン・シリーズ 第10戦 デトロイト[予選日]フォト&レポート

<US-RACING>

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IRLと共同開催されるアメリカン・ル・マン・シリーズ第10戦は予選が行われ、LMP2クラス、ライアン・ブリスコー/サーシャ・マーセン組のペンスキー・ポルシェが、総合ポール・ポジションを獲得した。セッションは開始直後からペンスキー・ポルシェの2台が、白熱したタイム・アタック合戦を繰り広げる。これにアキュラ・エンジンを搭載するアンドレッティ・グリーン・レーシングと、ダイソン・レーシングのポルシェが加わり、4つ巴の戦いとなった。1秒以内に5台のマシンがひしめく混戦を、ライアン・ブリスコーが1分13秒357のタイムで制し、キャリア初のポール・ポジションを獲得した。2位にはチームメイトのティモ・バーンハード/ロメイン・デュマス組が続き、ペンスキーが1-2体勢を構築している。「ロジャー・ペンスキーのチームで走るのはほんとうに素晴らしいことだよ。特に彼がピット・スタンドにいるときは、良い走りが出来るように感じるんだ。今日は、中古タイヤでもマシンの感触がずっと良かった。明日勝つためには、スタートでトラブルに巻き込まれず、良いレースをするのがキーだろうね」と喜ぶブリスコー。最上位クラスであるLMP1のアウディを差し置き、第3戦のロング・ビーチから無敵の強さを誇るペンスキー勢が、連勝記録を伸ばしに掛かる。

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アキュラ勢のトップとなったアンドレッティ・グリーン・レーシング。セッション終盤までポルシェ勢と激しく総合ポールを争うが、0.431秒差で競り負けた。それでも、シーズンを通してペンスキーとのタイム差が確実に縮まっており、レースの展開次第では総合優勝も狙える位置につけている。一方、同じアキュラ・エンジンを搭載するハイクロフト・レーシングと、フェルナンデス・レーシングは、上位クラスであるLMP1のアウディ勢を上回り、それぞれ5番、6番グリッドを獲得した。

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第2戦のセント・ピーターズバーグ以来総合優勝から遠ざかり、苦戦が続くアウディ。デトロイトのような市街地コースでは、最初から厳しい戦いになることが予想されていたが、予選ではトップのペンスキー・ポルシェから2秒近くも引き離されてしまい、7位と8位が精一杯だった。前戦のモスポート・パークでLMP1クラスの年間タイトルを獲得したものの、すでに7戦も総合優勝がない。ドライバーのアラン・マクニッシュも、「LMP2のマシンはこのようなサーキットで凄く速いんだ。どのチームというのは関係なく、みんなが速い。ここに来る前からなんとなくどんな感じになるか想像できていたよ。総合優勝するチャンスは少ないだろうね」と、レース前から白旗を揚げている。依然として厳しい戦いを強いられているが、明日の決勝では最高峰クラスの意地を見せてもらいたい。