<Toyota>
NASCAR NATIONWIDE SERIES
第10戦 Diamond Hill Plywood 200
5月8日(金)NASCARネイションワイド・シリーズの第10戦「Diamond Hill Plywood 200」がダーリントン・レースウェイで開催された。
決勝に先立ち、午後3時10分から予選が行われる予定であったが、降雨のために予選は中止となり、前戦までのオーナーポイント順で決勝のグリッドが決定された。この結果、カイル・ブッシュがポールポジションを獲得。ジョーイ・ロガーノが4番手、ジェイソン・リフラーが7番手、ブライアン・ヴィッカーズが10番手となり、10台の“トヨタ カムリ”が決勝に出場することとなった。
午後7時49分、予定よりも若干遅れて、1.366マイル卵形オーバルを147周(200.8マイル:約320km)する決勝レースがスタート。
ポールポジションのKy.ブッシュが好スタート。スタート直後に後方で接触があり、いきなりイエローコーションとなったが、再スタートも決めたKy.ブッシュは序盤から後続を引き離して行った。
30周を過ぎ、周回遅れが増えてきたところで、Ky.ブッシュとシリーズランキング首位を争うカール・エドワーズ(フォード)がペースを上げ、40周目にKy.ブッシュをパス。しかし、Ky.ブッシュは慌てることなく、その直後に発生したイエローコーション時のピット作業で再び首位に立った。
その後、Ky.ブッシュは首位を譲ることなく、一時は2位以下に3秒以上の大差を付ける独走状態となった。しかし、予定されていた147周目のチェッカーまであと2周というところでスコット・レガセイ・Jr.とジョー・ネメチェクが接触し、イエローコーション。レースは6周延長され、最後の2周スプリント“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。
再スタートを得意とするKy.ブッシュの2連勝は安泰かと思われたが、再スタート直前、Ky.ブッシュは突然のタイヤバーストに見舞われ、スローダウン。隊列を離れ、無念のピットインを余儀なくされてしまった。
これで、“トヨタ カムリ”勢最上位となったのは、常にトップ5圏内でレースを戦い、2位に付けていたリフラー。リフラーはそのまま2位でフィニッシュした。10位にヴィッカーズが入り、“トヨタ カムリ”は2台がトップ10フィニッシュを果たした。
Ky.ブッシュは16位でフィニッシュ。ランキングを争うエドワーズが3位に入ったため、2位との差は縮められたが、37ポイント差でランキング首位の座は守っている。
次戦第11戦は5月23日(土)にローズ・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー ジェイソン・リフラー:
「フェンスまで数インチの距離を保ちながらも、接触しないように走り続けなくてはならないここダーリントンで、大きなアクシデントのないレースだったのはすごいことだ。私は1周目の第1ターンでこそ、ブラッド・ケセロウスキー(シボレー)と接触し、彼はスピンしてしまったが、その後は大きなアクシデントは無かった。クルーは素晴らしい仕事をし、私の“トヨタ カムリ”は常にトップ5で走れる速さを持っていた。トップ10、トップ5フィニッシュを続けられるのは彼らのおかげであり、誇りに思う。近いうちに我々はここで勝利を手に入れられるはずだ」
第10戦 Diamond Hill Plywood 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 6 16 マット・ケンセス フォード 152
2 7 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 152
3 3 60 カール・エドワーズ フォード 152
10 10 32 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 152
12 4 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 152
13 24 99 スコット・スピード トヨタ カムリ 152
16 1 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 152
17 23 07 パトリック・カーペンティア トヨタ カムリ 152
20 21 10 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 152
22 13 11 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ カムリ 152
29 20 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 148
33 12 47 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 139
観客数(主催者発表):25