NASCAR

2009 ARCA RE/MAX 第1戦 『Lucas Oil Slick Mist 200』NASCARの聖地デイトナにて開幕!

<VERTEX SPORTS>
<2009.2.5 フロリダ州 デイトナビーチ>
現地時間2月5日(日本時間2月6日)、『Hattori Racing Enterprises(HRE)』 が参戦する 『2009 ARCARE/MAXシリーズ』 第1戦の 『Lucas Oil Slick Mist 200』 が、デイトナインターナショナルスピードウェイにて開幕、熱戦の火蓋が切って落とされた。 5日の公式練習、6日の予選を経て、7日土曜日の午後4時に決勝レースを迎える。

画像

毎年2月の第1、2週は『デイトナレースウィーク』と呼ばれ、米国の自動車レースにおける最大のイベントであるNASCARレース 『Daytona500』 を筆頭に数々のレースが開催されるため、一年間この日を待ち焦がれた全米中のレースファンが大挙してデイトナに押し寄せ、街中が一気に活気と興奮に包まれる。 そんなお祭りムードの中、HREのチームクルーは着々と準備を進め、4日に行われた車検にも問題なく合格。 車検の際に初登場した『Yokoso!Japan Toyota 01』 レースカーは、斬新な車体のデザインもあいまって関係者をはじめ多くの人々の注目を引き、またレースの主催者であるARCA(Automobile Racing Club of America)によって撮影され同社ウェブサイトに掲載された 『Yokoso!Japan Toyota 01』 レースカーの写真は、ウェブサイト上でも最も多数の閲覧者を記録している(注1)。

画像

周囲の注目が集まる中、5日正午、公式練習が始まった。 与えられた5時間の走行時間の中、最初の半分がシステムの調整及び1月25日にタラデガスピードウェイにて行われた合同テスト用にセッティングされた車体の調整にあてられた。 ドライバーのマイケル・アネットの調子も良く、調整しつつも50.049秒のトップ10にほぼ近いタイムを記録。 残り半分の時間はレース中のドラフティング時でのハンドリングの確認(注2)にあてられ、ここでマイケルは49.197秒、トップから僅か0.01秒遅れた好タイムを叩き出す。 結果、参加チーム計54台中総合2番手で公式練習を終え、明日の予選に向け好調な滑り出しを見せた。

画像

■チームオーナーコメント (Shigeaki Hattori)
今日の練習走行が始まって、まずはデイトナに帰って来れた事に喜びを感じています。 今回 『Yokoso!Japan』のロゴがついたマシンを走らせる事により、サーキットに来るまでは今までとは違った責任感を感じていました。デイトナに来て他のチームやARCAのスタッフからも非常に好意的に受け取られており、この企画をスタートして良かったと思っています。 練習走行ではレース本番に向けたシュミレーションを中心に行ったので、明日の予選の順位は予想出来ませんが、ドライバーのマイケルも自信を持っているので、良い形で進んでいると思います。

■ドライバーコメント (Michael Annett)
マシンの調子はとても良いです。 今日の練習走行の最後にドラフティング走行が出来たし、特に他のマシンと一緒に集団で走る時にはいい感じで走れているので、土曜日の決勝レースが楽しみです。

■チーフクルーコメント (Mike Abner)
今日の練習を見る限りマシンもドライバーも調子が良く、明日の予選ではトップ10のタイムは確実だと思います。決勝レースを想定したドラフティング時でのハンドリングについてはかなり良い仕上がりをみせているので、決勝レースでは良い結果が残せるのではないかと思います。

注1:ARCAオフィシャルウェブサイト“Recently Added Photos” 米国東部時間23時20分現在の層閲覧者数 参照
http://www.arcanation.com/switch.cfm?ao=photos#

注2:速走行する車両の直後に発生する、空気抵抗が低減された現象(ドラフトもしくはスリップストリームとも呼ばれる)下でのハンドル操作の確認のこと。