<US-RACING>
NASCARネイションワイド・シリーズ
第7戦 O’Reilly 300
4月5日(土)テキサス・モーター・スピードウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第7戦「O’Reilly 300」が開催された。
予選が予定されていた3日(木)は降雨に見舞われたために、予選は中止となり、グリッドは規定により、前戦までのオーナーズポイントで決定。D.ロイティマンが5番手、T.スチュワートが6番手グリッドで3列目に並ぶこととなり、6台の“トヨタ カムリ”が決勝に進出した。
5日(土)午後3時20分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)で競われる決勝レースがスタート。6番手スタートのT.スチュワートが序盤からハイペースで順位を上げ、12周目には2位に浮上。また、オーナーズポイントによって31番手と後方スタートを強いられたKy.ブッシュも素晴らしい追い上げを見せ、31周目にはトップ10圏内へと上がってきた。
54周目にはT.スチュワートが首位奪取。その後、グリーン下でのピット作業が一巡すると、67周目にはKy.ブッシュが2位へ浮上し、“トヨタ カムリ”の1−2体制となった。
しかし、71周目、トップを走行していたT.スチュワートが突然スローダウン。右リアタイヤのパンクに見舞われ、大きく後退を余儀なくされてしまった。
代わってKy.ブッシュが首位に立つと、その後はイエローコーションの少ない展開の中で“トヨタ カムリ”の速さを活かして後続との差を大きく広げ、首位を独走。193周目、ゴールを前にしたこの日4度目のイエローコーションからの再スタートでも、圧倒的な速さで首位を守り、トップでチェッカー。全200周中126周で首位を走る強さを見せ、自身ネイションワイド・シリーズでは今季初勝利、“トヨタ カムリ”にとっては今季3勝目を挙げた。
上位グループでの走行を続けたB.ヴィッカーズが6位、J.リフラーが9位、パンクで一度は周回遅れになったものの、トップと同一周回まで戻したT.スチュワートが10位でフィニッシュ。“トヨタ カムリ”は4台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第8戦は4月11日(金)フェニックス・インターナショナル・レースウェイでスプリント・カップ・シリーズとの併催で行われる。
ドライバー Ky.ブッシュ:
「これは多くの意味を持つ勝利だ。私はここテキサスで過去に2度2位フィニッシュを果たしているが、勝ったことはなかった。ビクトリーレーンがどこにあるのか知らなかったから、それを確認することが出来た。とても良い気分だ。ここテキサスで勝つのは非常に難しい。スポンサーにとっての初勝利と、トヨタにテキサスでの初勝利をもたらせたというのも非常に特別なことだ。スポンサー、チーム、トヨタ、そして応援してくれるファンに本当に感謝したい。我々の“トヨタ カムリ”は素晴らしく速かった。ここ数戦、ネイションワイド・シリーズでは厳しい戦いだったが、やっと勝利を挙げることが出来た。今後もこの勢いを維持していきたい」
第7戦 O’Reilly 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 31 18 Ky.ブッシュ トヨタ カムリ 200
2 4 29 J.バートン シボレー 200
3 2 2 C.ボウヤー シボレー 200
6 19 32 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 200
9 14 38 J.リフラー トヨタ カムリ 200
10 6 20 T.スチュワート トヨタ カムリ 200
14 5 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 200
25 13 7 M.ウォレス トヨタ カムリ 197
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
3 D.ロイティマン 927
5 Ky.ブッシュ 888
8 J.リフラー 841
11 M.ウォレス 794
19 T.スチュワート 611
30 B.ヴィッカーズ 472
36 D.ハムリン 383
63 M.マクドウェル 82
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 51
2 トヨタ 41
3 フォード 36
4 ダッジ 26
※結果及びポイントは暫定