<Toyota>
NASCARネイションワイド・シリーズ
第4戦 Nicorette 300
3月8日(土)アトランタ・モーター・スピードウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第4戦「Nicorette 300」が開催された。
決勝を前に、午前9時から予定されていた予選は、早朝に降った雪のためにキャンセルとなり、スターティンググリッドは昨年のオーナーズポイントで決定されることとなった。その結果、前日のクラフツマン・トラック・シリーズで勝利を挙げ、ネイションワイド・シリーズの公式練習でもトップタイムをマークするなど勢いに乗るKy.ブッシュが最前列2番手グリッド。5番手にD.ロイティマン、8番手にJ.リフラーがつけ、5台の“トヨタ カムリ”が決勝へ進出した。
予定よりもやや遅れ、午後3時20分に1.54マイルオーバルを195周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。
最前列2番手グリッドからスタートを切ったKy.ブッシュは、1周目から首位を奪うと、その後もピットインなどを除き、ほとんどの周回で首位を走行し続けた。
しかし、残り僅か25周となった170周目、それまで153周に渡るリードラップを奪うという圧倒的な速さでレースを支配していたKy.ブッシュの右フロントタイヤが突然バーストし、外側の壁に接触。ピットでの修復を行い、レースへは復帰したが、大きく後退を余儀なくされ、24位でフィニッシュ。前日のクラフツマン・トラック・シリーズに続く2日連続勝利はならなかった。
“トヨタ カムリ”最上位の8位でフィニッシュしたのは、8番手スタートから常にトップ10圏内でのバトルを繰り広げたJ.リフラー。D.ロイティマンが10位に入り、“トヨタ カムリ”はトップ10に2台が入る結果となった。
次戦第5戦は3月15日(土)ブリストル・モーター・スピードウェイでスプリント・カップ・シリーズとの併催で開催される。
ドライバー J.リフラー:
「路面温度が低かったこともあり、最後まで望み通りのハンドリングに仕上げることが出来なかった。ロングランでは調子が良かったのだが、今日のレースではあまりロングランの展開にならなかった。とはいえ、トップ10フィニッシュを果たすことが出来たので、今日は良い一日だったと言える」
第4戦 Nicorette 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 10 17 M.ケンセス フォード 198
2 6 33 K.ハーヴィック シボレー 198
3 1 29 J.バートン シボレー 198
8 8 38 J.リフラー トヨタ カムリ 198
10 5 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 198
17 19 7 M.ウォレス トヨタ カムリ 197
22 16 32 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 197
24 2 20 Ky.ブッシュ トヨタ カムリ 197
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
3 Ky.ブッシュ 531
6 D.ロイティマン 503
7 T.スチュワート 472
9 M.ウォレス 469
12 J.リフラー 429
28 B.ヴィッカーズ 322
44 D.ハムリン 147
53 M.マクドウェル 82
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 27
2 トヨタ 24
3 フォード 23
4 ダッジ 14
※結果及びポイントは暫定