[不調の原因? – インディカー IRL -]
年末はプレイバック放送がつきものです。例にもれず私も観ているのですが、2007年開幕戦の優勝はダン・ウェルドンだったんですね。しかもポール・トゥ・ウィンで圧勝。このときは「今年はダン・ウェルドンの年かなぁ?」と思ったものですが、すっかり忘れておりました。
その後ダン・ウェルドンはダニカと接触した中盤あたりから調子を崩し、最後まで波に乗れませんでした。同僚のディクソンが尻上がりに調子を上げてチャンピオン争いを逆転し、最終戦の最終ラップまでリードしたのとあまりに対照的。原因も特に話題にはならず、謎のままオフを迎えています。
工業製品には少なからず個体差があり、レーシングカーの車体もその一つ。モノコック買い換え時に、いわゆる「ハズレモノコック」がデリバリーされると、セッティングが決まらず、何をやってもダメな状態に陥ってしまうことがあるそうです。日本から中継を観るだけではそこらへんが謎ですが、もし原因がモノコックなら来年は大丈夫かな?
2007年の後半戦だけ見ると、ディクソンの強さは飛び抜けています。来年にむけてターゲット・チップ・ガナッシは体制も安定。2008年に速く巧いディクソンに対抗できるのは、そのチームメイトで少々荒っぽいけれどバトルに強いウェルドンが最有力。復活に期待します。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
Illustration & TEXT by アラブルカ