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“トヨタ カムリ”新装ブリストルのハイバンクに苦戦

<Toyota>

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NASCARネクステル・カップ・シリーズ
第24戦 SHARPIE 500

 8月25日(土)米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第24戦「SHARPIE 500」が行われた。
 1周僅か0.533マイル(約850m)のショートオーバルコースは、NASCARで使用されるオーバルの中で最も角度の大きい、最大36度というバンク角を誇る。ブリストル・モーター・スピードウェイでは、3月にカップ戦とブッシュ戦が行われているが、その後、コースの大幅な改修が行われ、全周に渡ってコンクリート舗装が新しくされると共に、バンク角の変化の度合いも変更され、各チーム、ドライバー共に慣れ親しんだブリストルではなく、全く新しいコースへと挑戦することになった。
 雨で2日も順延されることとなった前戦ミシガン戦を終えて僅か3日後の24日(金)、午前中に行われた公式練習に続き、午後3時から予選が行われ、“トヨタ カムリ”のD.ブレイニーが好タイムをマーク。終盤、気温が下がってからアタックした数台にかわされたものの、“トヨタ カムリ”勢最上位の5番手グリッドを獲得した。M.ウォルトリップが16番手、J.メイフィールドが31番手、D.ジャレットが33番手、そして、AJ.アルメンディンガーが43番手となり、久しぶりの決勝進出を果たすなど、5台の“トヨタ カムリ”が決勝レースへ駒を進めた。
 25日(土)午後8時に500周・266マイル(約430km)で競われる決勝レースがスタート。5番手スタートのD.ブレイニーは、レースを通して新舗装でのグリップ不足とハンドリングの問題に苦しみ、レース中も調整を続けたものの徐々に後退。31位に終わった。“トヨタ カムリ”勢最上位でフィニッシュを果たしたのは16番手スタートのM.ウォルトリップ。M.ウォルトリップはレース序盤こそセッティングに苦しみ、一時後退したものの、レース中も調整を続け、粘り強い走行でポジションを回復し、23位でチェッカーを受けた。D.ジャレットが34位、AJ.アルメンディンガー35位、J.メイフィールドは37位であった。
 次戦第25戦は9月2日(日)米国西部カリフォルニア州フォンタナのカリフォルニア・スピードウェイで行われる。

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ドライバー M.ウォルトリップ:
「我々はレース中ずっと戦い続け、チェッカーが振られた時点で、23位という結果に終わった。残り30周での再スタート時には、良い走りが出来、アウト側から3台をパスし、その後も彼らを押さえ込むことが出来た。今日は多くを学ぶことが出来、良い夜だったが、更なる上位フィニッシュを達成したかった。スタート直後は十分な速さが得られなかったが、クルーが調整を続けてくれたお陰で、徐々に改善されて行った。最終的にはベストな仕上がりだと感じられるまでになった」

第24戦 SHARPIE 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 6 99 C.エドワーズ フォード 500
2 1 9 K.ケーン ダッジ 500
3 15 07 C.ボウヤー シボレー 500
23 16 55 M.ウォルトリップ トヨタ カムリ 498
31 5 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 496
34 33 44 D.ジャレット トヨタ カムリ 494
35 43 84 AJ.アルメンディンガー トヨタ カムリ 491
37 31 36 J.メイフィールド トヨタ カムリ 481
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
33 D.ブレイニー 1759
39 B.ヴィッカーズ 1262
40 D.ジャレット 1009
41 D.ロイティマン 1006
45 J.メイフィールド 682
47 AJ.アルメンディンガー 522
51 M.ウォルトリップ 450
55 T.ラボンテ 204
62 B.ライツィンガー 79
65 J.ベンソン 70
66 M.グーセン 55
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 193
2 フォード 132
3 ダッジ 128
4 トヨタ 75
※結果及びポイントは暫定