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“トヨタ カムリ”NASCARブッシュ・シリーズで2−3−4位を獲得

<Toyota>

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NASCAR ブッシュ・シリーズ
第7戦 Pepsi 300
2位に入ったD.ロイティマン(#99)と3位D.ブレイニー(#10)の“トヨタカムリ” 4月7日(土)米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイでNASCARブッシュ・シリーズ第7戦「Pepsi 300」が行われた。このレースには3台の“トヨタ カムリ”が出場。
 決勝を前に、行われた予選では、2005年に“トヨタ タンドラ”で自身のNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ初勝利をナッシュビルで挙げているD.ロイティマンが5番手を獲得。J.リフラーが11番手、D.ブレイニーが15番手と3台の“トヨタ カムリ”は好ポジションから決勝へと臨むことになった。
 午後2時、気温5度以下という低温下で、1.333マイルのオーバルを225周して競われる決勝レースがスタート。5番手スタートのD.ロイティマンはスタート直後から素晴らしい走りでライバルをかわし、序盤の21周目には首位を奪取。後方では、J.リフラー、D.ブレイニーも着実にポジションを上げ、トップを逃げるD.ロイティマンに続き2位争いを繰り広げた。
 79周目には、この3台の“トヨタ カムリ”が1−2−3体制となるが、不運にも86周目、2位走行中のD.ブレイニーが、周回遅れに追突され、スピンし、コースアウト。その後無事にコースに復帰するが、14位へと後退を余儀なくされた。
 一方、D.ロイティマンも、ピットイン時に余剰燃料を受け止めるキャッチカンが外れないトラブルに見舞われ、ペナルティを受けて一時は15位まで順位を落とすこととなった。
 しかし、その後は、2台共に激しい追い上げで再び首位争いに復帰。この日最後となった6度目のイエローコーションでのピット競争の後、J.リフラーが首位を奪取。追い上げたD.ロイティマンとD.ブレイニーは3,4位で続く展開となった。
 しかし、直後に、J.リフラーはC.エドワーズ(フォード)、そして、D.ロイティマンにもかわされ、結局D.ロイティマンが“トヨタ カムリ”最上位の2位でフィニッシュ。D.ブレイニーが3位。2004年にここナッシュビルで同シリーズ自身唯一の勝利を挙げており、2勝目を狙っていたJ.リフラーは4位でチェッカーを受けた。
 “トヨタ カムリ”はNASCARブッシュ・シリーズでの初勝利こそ惜しくも逃したものの、出場3台が2−3−4フィニッシュという素晴らしい結果でレースを終えた。
 この結果により、ポイントランキングでも、D.ブレイニーが2位に浮上、D.ロイティマンも4位タイへと大きく躍進した。
 次戦第8戦は4月14日(土)テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー D.ロイティマン:
「序盤はかなり良い調子だったが、走行を続けるに連れ、ややアンダーステア傾向が出てきた。しかしそれを克服し、2位でフィニッシュすることが出来た。ピットインの給油時にトラブルもあったが、あのようなことはいつでも起こりうる。我々のピットクルーはパニックを克服し、最後のピットインでは彼らの素晴らしい仕事のおかげで2つポジションを上げることが出来た。今日は何も起こらなかったとしても、最終的には2位でチェッカーを受けることになっただろう。最後のC.エドワーズの走りは素晴らしかった。我々は2位でフィニッシュ出来たことに満足している」

第7戦 Pepsi 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1位 8 60 C.エドワーズ フォード 225
2位 5 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 225
3位 15 10 D.ブレイニー トヨタ カムリ 225
4位 11 38 J.リフラー トヨタ カムリ 225
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
2位 D.ブレイニー 879
4位 D.ロイティマン 757
18位 J.リフラー 619
90位 M.ウォルトリップ 34

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1位 シボレー 49
2位 フォード 45
3位 ダッジ 32
4位 トヨタ 28

※結果及びポイントは暫定