NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第11戦 Toyota Tundra Milwaukee 200
6月23日(金)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第11戦「Toyota Tundra Milwaukee 200」が米国中部ウィスコンシン州ウェストアリスのザ・ミルウォーキー・マイルで行われた。
“トヨタ・タンドラ”冠レースの今大会は、公式練習から決勝レースまで、1日で行われるワン・デイ・イベント。好天に恵まれた“ザ・マイル”で、午前11時から公式練習が行われ、1回目、2回目共にJ.スプレイグがトップタイムをマーク。
午後5時半から行われた予選でも、J.スプレイグが“トヨタ・タンドラ”勢をリードする最前列2番手を確保。前戦地元ミシガンで念願の初優勝を飾ったJ.ベンソンが2列目4番手に付けた。
午後8時15分、2万7千人の観衆が見守る中で、200周、200マイルで戦われる決勝レースがスタート。J.スプレイグとJ.ベンソンが激しいトップ争いを展開。その後方で、6、7番手スタートのM.スキナーとT.ボダインが上位を窺い序盤戦から中盤戦へとバトルが繰り広げられた。
76周目にこの日3度目のフルコースコーションが出ると、上位陣はピットへ向かうが、14番手スタートから徐々にポジションを上げていたD.ロイティマンはピットインせず、一気に首位に浮上。
その後、上位陣はポジションをめまぐるしく入れ替えるが、着実に上位争いに残ったJ.ベンソンが、160周目にトップに立つと、176周目からの最後の再スタートも制し、2位以下に2秒以上の差を付けてフィニッシュ。2連勝を挙げた。これでJ.ベンソンはランキングでも3位に躍進。
好調だったJ.スプレイグは4位。D.ロイティマンは5位に入った。ランキングトップのT.ボダインは、上位争いを繰り広げていたが、165周目に他車と接触しスピン。20位に終わるものの、ランキングトップの座は守リ抜いた。
次戦は7月1日(土)カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイで行われる。
ドライバー J.ベンソン:
「前戦ミシガンで念願の初優勝を果たし、当然次の勝利を目指してはいたが、まさかそれが今日成し遂げられるとは思っていなかった。今日のR.ホーナディ(シボレー)は本当にタフで、全力で私を抑えようとしていたが、私は後方でじっくりとチャンスを窺っていた。首位に立ってからも彼らは激しく攻めてきたが、私の“トヨタ・タンドラ”は逃げ切れるだけのパフォーマンスを持っていると分かっていた。この伝統ある“ザ・マイル”で勝利を挙げることが出来、本当に嬉しい」
<第11戦 結果表>
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 4 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 200
2 18 #16 M.ブリス シボレー 200
3 1 #33 R.ホーナディ シボレー 200
4 2 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 200
5 14 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 200
8 21 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 200
11 6 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 200
15 15 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 200
20 7 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 199
23 20 #12 J.ミラー トヨタ・タンドラ 199
24 13 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 199
<選手権 ポイント表 ドライバーズポイント>
順位 ドライバー名 ポイント
1 T.ボダイン 1758
2 D.ロイティマン 1632
3 J.ベンソン 1628
4 T.マスグレイブ 1560
5 J.スプレイグ 1502
9 D.スター 1458
14 M.スキナー 1233
21 J.ミラー 1023
27 B.レスター 864
<マニュファクチャラーズポイント>
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 82
2 フォード 67
3 シボレー 55
4 ダッジ 38