<TOYOTA>
NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第8戦 AAA Insurance 200

 6月2日(金)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第8戦「AAA Insurance 200」が米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われた。ドーバーのコンクリート舗装1マイルオーバルは“モンスター・マイル”と呼ばれる難コース。 
 前日6月1日(木)は非常に蒸し暑い中で公式練習が行われ、公式練習2回目にD.ロイティマンがトップタイムをマーク。6月2日(日)はうって変わって曇り空で、未明の強い雨のために気温も低い状態。午前10時15分から行われた予選では、D.ロイティマンが今季2度目となるポールポジションを獲得し、決勝へと臨んだ。 
 夕方には太陽も顔を出し、気温も上昇。しかし、蒸し暑くなる中で、決勝レース直前に行われていたネクステル・カップ・シリーズの予選中には、突然の降雨が襲い、コースを濡らしてしまった。雨はすぐに止んだものの、路面乾燥処理が行われたため、決勝レースは予定よりも遅れて午後6時に開始された。 
 序盤戦、ポールポジションのD.ロイティマンは首位を守るが、まもなく周回遅れが現れ始めると、激しく順位を入れ替えながらの上位争いが展開されることとなった。これに、7番手スタートのT.ボダイン、10番手スタートのJ.ベンソンらも加わり、首位争いは終盤戦まで続いた。 
 レースを通じてわずか4回のイエローコーションというクリーンなレースとなったが、最後まで息をも付かせぬバトルが繰り広げられ、T.ボダインが3位、D.ロイティマンが5位でチェッカー。T.ボダインはランキングトップを堅守した。 
 また、J.ベンソンが6位、J.スプレイグが9位、D.スターが11位に入り、“トヨタ・タンドラ”勢のドライバーはランキングトップ6のポジションを守った。 
 次戦は6月9日(金)テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイでナイトレースとして行われる。 

ドライバー T.ボダイン:
「今回の結果は満足という以上のものだ。昨日の公式練習ではひどいオーバーステアに苦しんでおり、チームは夜を徹して私の“トヨタ・タンドラ”を仕上げてくれた。その甲斐あって今日は問題が解消されており、上位へ浮上することが出来た。選手権を考えても、完全ではないレースカーでの3位という結果は望外のものであった。カップカーレーサーのM.マーティンが再びトラックシリーズへと戻ってきたが、彼にこのまま勝たせる訳にはいかない。来週こそは勝利を目指す」 
第8戦 結果表
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回 
1 13 #6 M.マーティン フォード 200 
2 17 #50 C.エドワーズ フォード 200 
3 7 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 200 
5 1 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 200 
6 10 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 200 
9 23 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 200 
11 14 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 200 
18 26 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 199 
22 11 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 198 
30 8 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 195 
32 29 #12 J.ミラー トヨタ・タンドラ 193 
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント 
1 T.ボダイン 1305 
2 T.マスグレイブ 1229 
3 D.ロイティマン 1194 
4 J.ベンソン 1098 
5 D.スター 1078 
6 J.スプレイグ 1073 
18 M.スキナー 788 
19 J.ミラー 753 
27 B.レスター 585 
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント 
1 トヨタ 55 
2 フォード 52 
3 シボレー 42 
4 ダッジ 27