CHAMP CAR

●チャンプ・カー・ワールド・シリーズ第12戦オーストラリア【初日】フォト&レポート

<US-RACING>

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一番先頭に陣取ったピットボックスのアドバンテージを生かし、予選終了間際のレッド・フラッグのあと、コースがグリーンになると同時にコースインしたボウデイ。そのままクリアラップをとって、最後のアタックとなった11周目にそれまでの自己ベストを約1.5秒近くも削った。みごと初日の暫定ポールポジションを獲得し、地元クイーンズランド州知事の祝福を受けていたボウデイ。2年連続チャンピオン確定まで、あと1ポイントと迫った。

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地元クイーンズランドを基盤にビジネスを展開する二人のオーストラリア人チーム・オーナーが率いるチーム・オーストラリアは、サーファーズ・パラダイスということで、今回総勢3台のマシンを投入。チームを引っ張るベテランのタグリアーニが初日の予選2位と健闘し、集まった観客を大いに沸かせた。彼自身はカナダ出身だが、奥さんのブロンテはアデレイド出身で、もとミスインディの肩書きを持つオーストラリア人。そのせいもあってか、ここでの人気はとても高い

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予選終盤までトップタイムをキープしていたものの、トレイシーはあと一歩のところで暫定ポールを逃してしまった。95年のサーファーズ・パラダイスで優勝し、2003年にチャンピオンを決めたのもこのコース。レースウィークに入る前、「絶対に今年は、もう一度ここで優勝したい」と意気込みを語っていた。前回のラスベガスで物議をかもしたボウデイとの接触以降、二人の確執はさらに深まってしまったようで、記者会見でもボウデイやタグリアーニとは対照的に、終始笑顔を見せることはなかった。

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雨が振ったりやんだりといった厳しいコンディションの中で、参戦2年目のフィリップが4位と目覚しい活躍を見せた。サンノゼのストリートでも予選6位と上位に進出していた19歳のフィリップは、路面がラフなコースで速さを発揮するタイプのようだ。今回、黒ベースの新しいカラーリングで登場し、これもなかなかイケてる。一方、このレースでデビューした地元出身のウイル・パワー(写真下)。グロックやレンジャーといった今年の注目ルーキーよりも上のポジションを手に入れ、まずまずのスタートとなった。