<US-RACING>
朝のセッションは初日に引き続きカストロネベスがトップ。しかしシングル・カー・クオリファイではディクソンがトップに立ち、最後の上位6台による“ファイアストン・ファスト・シックス・クオリファイ”では再びカストロネベスがトップに立った。今年2度目のポール・ポジションとなり、2位はパンターノで初フロントロー。以下カーパンティエ、ディクソンとトヨタ勢がトップ4を独占する。日本勢は松浦が15位、安川は17位に終わった。
●プラクティス3:初日に続いてカストロネベスの独壇場
昨日と打って変わり、朝から快晴となったワトキンス・グレン。予選前最後のプラクティスで、バックナム、ウエルドン、ホーニッシュらがクラッシュしてマシンにダメージを負った。アクシデントが相次いだセッションで、トップ・タイムをマークしたのは昨日と同じくカストロネベス。1分30秒6915と、昨日よりも2秒以上タイムを縮めてみせた。2位はフランキッティの1分31秒1693で、3位がメイラ(1分31秒3169)とホンダ勢が巻き返してきているが、その差はコンマ5秒近くと大きい。
●予選: 最後のセッションで実現したカストロネベスのポール
金曜日のプラクティス順にスタートする予選、カストロネベスが遅い順からのアタックを希望したため、午後1時2分に最初のアタッカーとなるエンゲがコース・インした。当然のごとく、誰も朝のベスト・タイムを凌ぐものは現れず、最後から5番目にアタックしたフランキッティが初めて1分31秒台に入れる。午後2時になってウエルドンがアタックしたが、クラッシュの影響か1分32秒台。ディクソンが1分31秒4016でトップに立ち、カナーンが1分31秒5823とわずかに及ばなかった。
いよいよ残るは昨日トップ・タイムを記録した最後のアタッカー、カストロネベス。全員が注目する中で、連日トップにいたブラジル人は1分31秒4757を記録した。ここまでのシングル・カー・クオリファイではディクソンがトップで、カストロネベスが2位、カナーンが3位でフランキッティが4位、パンターノ、カーパンティと続き、この6人による最後の“ファイアストン・ファスト・シックス・クオリファイ”が午後2時27分にスタート。10分間のセッションで、トップとなったのはまたしてもカストロネベスだった。
1分30秒6688とこれまでのベスト・タイムをマークして、今季2度目のポール・ポジション(通算11回目)を獲得したカストロネベス。2位はパンターノが入り、2戦目にしてフロントローを獲得する快挙をみせた。3位にカーパンティエ、4位ディクソンとトヨタがトップ4を独占することになり、事前のマニュファクチャラー・テストがみごと奏功。ホンダは5位のカナーンを筆頭に9位まで並び、シボレーは10位のシェクターが最高位となった。
日本勢は第3プラクティスで松浦が1分33秒2467、安川は1分34.8092秒とそれぞれ初日よりもタイムを上げてきたが、順位は12位と18位でそれほど変わらず。予選は松浦が1分33秒7564で15位、安川が1分34秒5492で17位からスタートする。インフィニオン同様、得意のロードコースで追い上げを期待したいところだ。