INDY CAR

今季2度目のロードコースで走行スタート。まずは1日目を終了

<DREYER & REINBOLD Racing>
インディカー・シリーズ第14戦 Argent Mortgage Indy Grand Prix練習日レポート:2005年8月27日
IRLインディカー・シリーズ今季2度目の3連戦の締め括りは、アメリカ西海岸にあるカリフォルニア州ソノマが舞台。丘陵地帯にあるインフィニオン・レースウェイは、その地形を活かしたアップダウンの激しいレイアウトを持ち、ゴールデン・ゲート・ブリッジから北へ30分ほど行ったところ、カリフォルニア・ワインの産地であるこのソノマの入り口に位置する。サーキット内には、ドラッグレース用の直線コースもあり、いくつかのコースレイアウトが選べるが、インディカー・シリーズは、12のコーナーを持つ2.26マイルのコースを使用することとなっている。今季2度目のロードコースでのレースということになるが、厳密に言うと第3戦のセント・ピーターズバーグはストリート・コースであるため、常設のロードコースでの開催は今回が初とも言える。 この第14戦は3日間のレース・スケジュールとなっており、レース・ウィーク初日は2回の練習セッション(計2時間30分)が予定されていた。ちなみに、明日は予選日となっており、練習セッション(30分)、予選、最終プラクティス(30分)があり、明後日の28日(日曜日)は決勝日となる。この日のソノマ周辺は朝から快晴。朝晩は冷え込みが厳しい土地柄のため、午前中の走行がスタートした午前9時30分には、まだ気温は13度程度であったが、午後の走行では30度にまで達していた。
インフィニオン・レースウェイでは、4月にインディカー・シリーズ主催の2日間の合同テストが行なわれているが、残念ながらドレイヤー&レインボールド・レーシングはこのテストを有効に活用することができず、レースに必要なデータを完全に採ることができないままに終えてしまっていた。
チームは、先週のコロラドでの第13戦を終えると、そのままパイクスピーク・インターナショナル・レースウェイでマシンの基本セットを仕上げ、直接インフィニオンへ乗り込んでいた。そしてトラックから下ろした状態のマシンは「4月のテスト時よりもバランスのよいモノになっていた」と走り出してすぐのロジャー安川の感触はよかった。
午前中の走行でギヤ・チョイスが少しずれていたため修正を加え、午後はタイムアップが図れるはずであったが、気温の上昇のためか、マシンが滑り始めタイムアップができないまま走行を終え、レースウィーク1日目を終了した。ベストタイムは1分20秒3406。午前中に出した記録で、この日総合20番手(全21台中)のタイムであった。明日は午前9時30分より30分間、3回目の練習セッションがあり、午後12時30分(日本時間8月22日午前4時45分)より決勝グリッドを決める予選。そして夕方午後4時から最終プラクティスが予定されている。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「テストの時よりバランスはよかったです。午後は気温がアップしたためクルマが滑り始めてタイムアップすることができませんでした。ただ、同じグループで走っている他のドライバーたちが午後のセッションで遅くなっている中、自分は午前中のタイムとそれほど遜色なく走れていますから、それほど悪くはないでしょう。4月のテストで満足行くほど走っていなかったので、まだ、このコースの特徴、リズムをつかんだところとも言えます。マシンも、4月の時と比べ進化していて、違うパッケージになっていて、試していないものを試しているという状態のところもあります。その中でも何をしなければならないのかわかってきているので、走りの部分も他の部分も含めて、チームと詰めていきたいと思います。明日は午前中予選セットを進め、夕方は決勝レースに向けて燃料をフルにいれてレースカー作っていきます」