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●チャンプ・カー・ワールド・シリーズ第10戦モントリオール【初日】フォト&レポート

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初日の朝のプラクティス、予選ともに制したチャンピオン、ボウデイ。前戦でトレイシーが痛恨のミスを喫してリタイアし、リードを53ポイントに拡大したランキング・トップが、1ポイントを追加した。昨年もオールメンディンガーと接触してリタイアするまで、トップを走行していたボウデイ。今日の結果を見る限り、優勝候補の筆頭に上げてもよさそうだ。フランス出身のボウデイにとって、フランス語圏のモントリオールは居心地がいいのか、とてもリラックスしていた。これだけポイント差を広げれば、余裕があるのも当然? 昨年同様、明日もポール・ポジション獲得となるだろうか。

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予選2位となったのは、ボウデイのチームメイトであるセルビア。インディ500で負傷したジュンケイラの代役として、急遽第3戦ミルウォーキーからニューマン・ハース入りしていたベテランは、前戦のデンバーでトレイシーと13ポイント差のランキング3位まで迫っている。数少ないチャンスを確実に活かしているセルビアは、ボウデイとわずか0.086秒の僅差で2位。そろそろ初めての勝利が欲しいところだ

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地元カナダに戻ってきたトレイシーが、予選3位に入った。カナダが誇る英雄のトレイシーだが、トロント出身の彼は、案外このモントリオールでの人気はいまひとつだったりする。同じカナダ出身でも色々と事情があるらしく、フランス語のボウデイのほうが人気があるかもしれないということを、アナウンサーが言っていた。かつて、ここではカーパンティエが大人気だったのだが、IRLへ行ってしまったために、今はタグリアーニやレンジャーが注目を集めている。

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F1時代に苦い思いを体験していたモントリオールに戻ってきたダ・マッタ。思いどおりに走れなかった鬱憤をはらすかのように、今日は予選で5番手を獲得した。このモントリオールはダ・マッタがコース・レコードを持つところで、チャンピオンとなった2002年のレースでポール・ポジションとなっている。3メーカーが凌ぎを削っていたこの時のトップ・タイムは、1分18秒959。今日のボウデイのタイムである1分21秒924とは3秒近い差がある。

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パドックに並ぶ各チームのトレーラーの前には、所属するドライバーの顔写真入りののぼりがたてられている。お目当てのドライバーがいそうな場所を探すときは、まずこれを目印にしてそこに人だかりができていれば、そのドライバーに遇える確立が高い。パドックに華やかさを加えるとともに、これはなかなかいいシステムだ。