INDY CAR

2007年以降、IRLへのエンジン供給停止を決定

<TOYOTA>
2005年6月27日(月)カリフォルニア州トーランス発
6月27日、トヨタの米国販売会社である米国トヨタ自動車販売(株)は、2007年以降、IRLインディカーシリーズへのエンジン供給を停止する決定を発表した。
アメリカにおける、開発期間も含めた12年間のオープンホイールレースへの参戦に2006年シーズンをもってピリオドを打つこととなり、2007年以降は北米を中心に行われるふたつの主要なオープンホイール選手権のどちらにも、エンジン供給をしないこととなる。「我々は1994年以来、アメリカの主要なモータースポーツ活動として、オープンホイールレースに参加してきたが、今後は異なる方向へと向かっていくことになる。過去、トヨタはIMSAのスポーツカーシリーズに12年間参戦の後、IRL及びCARTでのオープンホイールレースのプログラムに参加してきたが、同じく、12年間参戦となる2006年末をもって区切りとするものである」とJ.デイビス・イリングワース 米国トヨタ自動車販売(株)上級副社長は語った。
オープンホイールレースへのエンジン供給の停止という決定を行ったが、2005年、2006年のIRLインディカーシリーズとの契約及び、トヨタエンジン搭載チームとの契約については、どちらにも影響を与えることはない予定である。米国トヨタ自動車販売(株)は現在、将来のモータースポーツ計画について、リソースをどう割り当てるか検討中である。
アメリカにおけるトヨタエンジン 勝利への足跡
1993年8月 CART参戦への予備調査を開始
1994年1月 1996年からのCART参戦を発表
1996年2月 ホームステッドでCARTでの初レースにデビュー
1999年10月 S.プルーエットがフォンタナでトヨタ初のポールポジションを獲得
2000年6月 J.モントーヤがミルウォーキーでトヨタ初勝利
2000年7月 J.モントーヤが、ミシガンでトヨタ初の500マイルレース勝利
2001年4月 2003年よりIRLインディカーシリーズへの参戦を発表
2002年 C.ダ・マッタがトヨタエンジンでCARTのドライバーズタイトルを獲得
2002年 トヨタがCARTのマニュファクチャラーズタイトルを獲得
2003年3月 S.ディクソンがトヨタのIRLデビュー戦となるホームステッドで勝利
2003年5月 G.ド・フェランが"インディ500"でトヨタに初勝利をもたらす
2003年 S.ディクソンがトヨタエンジンでIRLのドライバーズタイトルを獲得
2003年 トヨタがIRLのマニュファクチャラーズタイトルを獲得