<DREYER & REINBOLD Racing>
4月2日(土) フロリダ州セント・ピーターズバーグ
初の市街地コースの開催のHondaグランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグは2日目、予選日を迎えた。この日は明け方に嵐のような雨が降り込んだものの、この日最初のセッションであるインフィニティ・プロ・シリーズの練習走行が始まる頃には陽も射し始め、路面も乾き、気温も19℃まで上昇していた。しかし、北西の風が強く、終日この風は止むことはなかった。
3回目(この日最初)のフリー走行では、昨日のクラッシュ後初走行ということもあって、マシンの各パーツの確認も兼ねて慎重に走行を開始。昨日走れなかった分、終始レースセットでの走行に専念した。このセッションでのタイムは1分05秒2245で18番手。
午後に行われた予選での走行順は4番手。最初に走るはずだったA.J.フォイト4世が予選アタックを取りやめたため、実際は3番目でコースに出た。タイヤの空気圧の設定が低く、グリップ力が出る前にアタックラップを終えた安川は1分05秒7824の18番手で予選を終了した。
安川やチームには不満が残る結果となったが、気持ちを切り替えて明日の決勝を迎える。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「昨日のクラッシュがひびいちゃってます。今日の午前中の走行では決勝セットを詰める作業を行ないました。予選でもいくつかのミスもありました。チームにタイヤウォーマーの経験がなくて、(タイヤウォーマーを使う際に)タイヤの内圧を上げなければならないことに気付かずタイヤの空気圧が少ないまま走り出してしまって、チェッカーを受けた時点でやっとタイヤがグリップしてきた状態だった、ということもありましたし、自分自身もコースのことをやっと理解してきたかなというレベルになった程度です。もっと、ブレーキのポイントを遅らせて、とかいろいろなところで、一発のタイムを狙うのに必要な“詰める”要素は残っていますが、距離を走る決勝では、そのあたりはあまり気にせずにイケルと思いますし、今回はとにかく走りきっていい結果を残すことに頭を切り替えていきましたので、あまり気にしていません。チームもがんばってクルマを直してくれましたし、今回はちゃんとゴールして、その中でもトップ10に入れるようにしたいと思います」