INDY CAR

インディカー・シリーズ・ロジャー安川マイアミオープンテスト2日目レポート 確実にセント・ピーターズバーグに向けてのデータを収集

<DREYER & REINBOLD Racing>
1月20日(木) フロリダ州・ホームステッド
2005年インディカー・シリーズのオープンテストの2日目が昨日と同じホームステッド-マイアミ・スピードウェイのロードコースて行われた。初日より肌寒く始まったロードテスト2日目。午前9時にセッション開始と同時に安川はコースに出る。昨日からの延長線上でセッティングを微調整しながらの走行を繰り返す。チームとの連携も昨日に続きスムース。足廻りは序々によくなっていき、トップとのタイムも縮まっていった。ブレーキはまだ問題が解決できてなく、そのトラブルの解消は午後の走行に持ち越された。午前中の自己ベストである1分11秒8892を出した直後、ブレーキトラブルでコースアウトしたが、安川にもマシンにもダメージはなかった。
午後に入り、ブレーキは改善。これからと言うときに小さなメカニカルトラブルが起き、計画通りにメニューが消化できない状況が続いた。読んでいた方向性が間違っていたこともあり、午後の走行は、得ることの少ないセッションとなった。
タイム的にはトップとの差はまだあるが、安川のタイムが、今日トップタイムを出したチームが昨年末にこのサーキットで初テストした時のタイムを上回ったことにチームは満足している。
ロジャー安川(ドライバー)
「午前中の流れはものすごくよかった。午後もいろいろテストをしたかったが、残念ながらちょっとしたメカニカルトラブルで、思うように行かず、タイムアップすることができなかった。だが、セント・ピーターズバーグに向けていろいろなデータを取れたことは良かった。トップとの差はまだあるけど、チームもぼくもゼロからのスタートだったし、1台体制だということを考えるといいテストができたと思う」
レン・パスカス(チーフ・エンジニア)
「チームにとっての初めてのロードコースのテストだったが、最初の1日半はとても順調にメニューを消化することができた。今日の午後は残念なことに得たものは少なかった。Hondaエンジンはとてもパワーがあり、明後日オーバルコースで走らせることを楽しみにしている。ロジャーはと一緒に仕事することはとても楽しい。フィードバックも解りやすく、とても許容範囲が広い。今年1年が楽しみだ」