IRLインディカー・シリーズ第5戦の決勝レースが6月12日(土)、テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われた。今季初のナイトレースは、土曜日の午後7時20分過ぎ、太陽が西に傾き始めた中で、1.5マイルのオーバルコースを200周(300マイル)で競われる決勝がスタート。
IRL第5戦 今季初のナイトレース波乱の首位攻防戦を譲る
S.ホーニッシュ・Jr.健闘叶わず4位。高木虎之介は10位完走
TOYOTA PRESS RELEASE
▽2004年6月13日
IRLインディカー・シリーズ第5戦の決勝レースが6月12日(土)、テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われた。今季初のナイトレースは、土曜日の午後7時20分過ぎ、太陽が西に傾き始めた中で、1.5マイルのオーバルコースを200周(300マイル)で競われる決勝がスタート。10日(木)夜に行われた予選で11番手スタートとなったS.ホーニッシュ・Jr.がスタートからじりじりと順位を上げ、26周目に出されたイエローコーションまでに6位へと躍進。夕闇が迫り、輝きだした照明の下でトヨタ、ホンダ、シボレーの各エンジン搭載チームが三つ巴となって僅差の首位攻防戦を展開した。その後、トヨタ勢のH.カストロネベス、D.マニングも加わり激しく上位が変動する中、S.ホーニッシュ・Jr.が4位でフィニッシュ。一方、予選18番手からスタートした高木虎之介は、虎視眈々と上位進出へと戦いを挑んだものの、最後の給油ピットストップの際に、痛恨のタイムロスを喫し、10位でチェッカー。次戦、再びナイトレースで戦われる第6戦リッチモンドに期待を繋いだ。
S.ホーニッシュ・Jr(チーム・ペンスキー)のコメント:
クルマは、コースのどのラインでも走ることが出来るほど、すべてにおいてとても良かった。ただ、レース終盤に、前を走っていた2台が接触し、それを避けようとして不運にも、ウォールに接触。右のリヤサスペンションが曲がってしまった。それでも、クルマの状態は、思ったほど悪くはならず、何とか4位でフィニッシュ出来た。この結果は、頑張ってくれたピットクルーのお陰でもある。彼らは、今日のレース中、全てにわたって、完璧な仕事をしてくれた。レース中に起こったことを考えると、トップグループでの首位争いは譲ってしまったものの、4位フィニッシュという結果には満足している。
高木虎之介(モー・ナン・レーシング)のコメント:
セットアップ自体はそれほど悪くはなかったが、絶対的なスピードが足りず、単独走行時では、前のクルマについて行くのが難しかった。それでも、終盤には、トップグループに加わることに成功し、最後の給油ピットインで、さらに上位進出を狙えるはずだった。しかし、タイヤ交換中にトラブルが発生し、さらに、エンジンがとまってしまい、タイムを大きくロスしてしまった。苦しい戦いだったが、トップ10フィニッシュを果たせ、ポイントも加算出来たので、この結果を次戦へと繋げたい。
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