INDY CAR

トヨタエンジン IRLシリーズ開幕戦で1位、2位 先制勝利!!

2004年シーズンのIRLインディカー・シリーズ開幕戦となる「Toyota Indy 300」の決勝レースが2月29日(日)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行なわれた。

トヨタエンジン IRLシリーズ開幕戦で1位、2位 先制勝利!!S.ホーニッシュ・Jr.とH.カストロネベスが堂々ワン・ツーフィニッシュ。高木虎之介も健闘4位

ペンスキー・チーム移籍後初レースを見事制したS.ホーニッシュ・Jr.

2004年シーズンのIRLインディカー・シリーズ開幕戦となる「Toyota Indy 300」の決勝レースが2月29日(日)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行なわれた。朝から曇り空が広がっていたものの、決勝レースが始まる午後2時過ぎには気温は20度以上に上昇し、決勝レースがスタート。予選7番手のS.ホーニッシュ・Jr.は32周目に出た最初のイエローコーションの際に素早いピット作業を見せ2位に浮上し、同僚H.カストロネベスとともに1-2体制を形成。その後も、200周の長丁場のレースはトヨタ/ホンダ/シボレーの3エンジン搭載チームが3つ巴の戦いで激しく首位争いを展開。そして、最終ラップでS.ホーニッシュ・Jr.がトップに立ちチェッカー。トヨタエンジン搭載チームに移籍後初レースを見事優勝で飾った。2位には、H.カストロネベスが入り、“トヨタRV8I”エンジン搭載のマールボロ・チーム・ペンスキーが11-2フィニッシュ。また、期待の高木虎之介は、予選16位ながら終盤にトップ争いに加わり4位でフィニッシュ。今シーズンへの幸先良いスタートを切ることとなった。

S.ホーニッシュ・Jr.(チーム・ペンスキー)のコメント:
本当にエキサイティングなレースだった。マシンもトヨタエンジンも完璧だったが、H・カストロネベスを抜くことは簡単ではなかった。何度も外から追い越しを仕掛けたが彼のマシンも速く抜くことはできなかった。しかし、最終ラップの第1ターン入り口でインに付けることに成功。勝因はこれに尽きる。チームを移籍後初のレースで優勝で飾ることが出来とても嬉しい。

高木虎之介(モー・ナン・レーシング)のコメント:
今シーズンからレースでパフォーマンスを発揮出来るダラーラにシャシーを変更することにしたのだが、その甲斐があった。前日の予選ではスピードが伸びなかったものの、レース中は最高の状態だった。序盤は燃費をキープする作戦を採ったがこれがうまくいき、最後のピットストップを短縮することが出来た。トヨタエンジンのパフォーマンスは本当に素晴らしかった。

IRLインディカー・シリーズ第1戦 マイアミ 決勝結果

順位 No. ドライバー    エンジン  シャシー  チーム Lap タイム/差   予選 順位
1 6 S.ホーニッシュ・Jr. トヨタ ダラーラ ペンスキー 200 1:57:56.3961 7
2 3 H.カストロネベス トヨタ ダラーラ ペンスキー 200 0.0698 10
3 26 D.ウェルドン ホンダ ダラーラ アンドレッティ・グリーン 200 1.6450 14
4 12 高木虎之介 トヨタ ダラーラ モー・ナン 200 1.7422 16
5 4 T.シェクター シボレー ダラーラ パンサー 200 2.0249 3
6 10 D.マニング トヨタ パノスGフォース チップ・ガナッシ 200 4.6682 13
9 8 S.シャープ トヨタ ダラーラ ケリー 200 6.7885 17
15 14 A.J.フォイト4世 トヨタ ダラーラ AJフォイト・エンタープライズ 190 10 Laps19
18 1 S.ディクソン トヨタ パノスGフォース チップ・ガナッシ 87 113Laps 12
ドライバーズ ポイント(第1戦終了時)
順位 ドライバー名 エンジン ポイント
1位 S.ホーニッシュ・Jr. トヨタ 50
2位 H.カストロネベス トヨタ 40
3位 D.ウェルドン ホンダ 35
4位 高木虎之介 トヨタ 32
5位 T.シェクター シボレー 30
6位 D.マニング トヨタ 28
9位 S.シャープ トヨタ 22
15位 A.J.フォイト4世 トヨタ 15
18位 S.ディクソン トヨタ 12
 
マニュファクチャラーズ ポイント(第1戦終了時)
順位 エンジン ポイント
1位  トヨタ 10
2位  ホンダ  7
3位  シボレー 5

開幕戦で4位獲得と好調なスタートを切った高木虎之介のトヨタ・ダラーラ