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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第2戦 ロング・ビーチ フォト&レポート

<US-RACING>
Photo&Report by Hiroyuki Saito

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初日のトップタイムを記録したのは98年にポールポジションを獲得したトニー・カナーン。レースではトップを走行していたが惜しくもリタイアに。今年こそストリートコースで優勝できるか?

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開幕戦では10位となり、ポイントを獲得した高木選手。2戦目となるここロングビーチはもちろん初走行となるストリートコース。初日は26番手と今ひとつだが、明日の予選は上位グループからの出走だけに期待したい。

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昨年はテストのクラッシュで負傷し、ロングビーチに参戦することができなかった中野選手。初走行となるものの、初日の総合順位では13番手をマークし、好調なスタートを切る。

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毎年、初日から大勢のファンが観戦にくるロングビーチ。アメリカ西海岸では最大のスポーツイベントとして有名だ。サイン会ではドライバーの前に行列でき、多くのファンで賑わっている。

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昨夜から降り出した雨は午前中のプラクティスの間も降りつづけ、路面は完全にウェットコンディションとなる。このセッションでトップタイムを記録したのは開幕戦でポールポジションを獲得したケニー・ブレック。雨でも安定した速さが証明された。

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予選が始まる頃になると雨も止み、各マシンはスリックタイヤでタイムアタックを開始。第1グループのトップはミシェル・ジョルダインJr.で、このセッション終盤に再び雨が降り出したため、初のポールポジション獲得に期待が高まっていた。ところが第2グループの予選終盤から路面が乾き始め、続々とタイムが更新されて最後は7位。

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昨日までの総合順位が13位だった中野選手。予選では思うようにタイムを更新することができず23位に。レースではポジションアップを期待し、上位入賞を狙ってほしい。

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開幕戦で10位だった高木選手は予選第2グループからのタイムアタックとなった。しかし、第1グループのセッション終盤から雨が降り出し、路面が再びウェット状態に。タイムが更新できずに伸び悩むが、セッション後半に雨が止み、16位までポジションを上げることに成功した。

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ポールポジションを獲得したのは、前年のロングビーチで2位を獲得したエリオ・カストロネベス。昨年のストリート&ロードコースでポールポジションと優勝を3回ずつ記録しているが、明日は2度目のポールトゥウインなるか?

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観客席はファンであふれ返り、フェンス脇まで立ち見ができるほど。後ろに見える高層マンションからはコースが一望でき、今週末は各部屋のベランダが特等席に変わる。

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開幕戦のメキシコでは、レース前のアトラクションで民族衣装を着た人たちが踊っていたが、ここロングビーチではコースのメインストレートでアメリカン・フットボールなどでよく見るボールマーチングバンドのパレードが行われた。

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午後1時12分にグリーンフラッグ! フロントローは自身5度目となるポール獲得となったカストロネベスに、開幕戦でポールを獲得したブレック。ブレックは2戦連続のフロントロースタートだ。

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16位からスタートした高木選手は走行中、コーナーで後ろから押し出されたり、ブレーキの調子が悪く単独でスピンしたりと災難続き。しかし、残り5周となった終盤、粘り強く13位まで順位を上げるが、ブレーキが悪化してタイヤバリヤに突っ込みリタイヤを余儀なくされた。

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中野選手はすばらしい追い上げを見せ、23位スタートの12位フィニッシュで今季初ポイントを獲得。レース終盤はド・フェランと変わらぬラップタイムを刻む実力を見せる。予選がうまくいかない中野選手だが、上位からスタートできるレースを今後期待したい。

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見事ポールトゥウインで今季初優勝となったカストロネベス。開幕戦の優勝者、ダ・マッタはカストロネベスをぴったりとマークし、チャンスをうかがっていたが最後まで追い抜くことができず2位に。3位には昨年のチャンピオン、ド・フェランが入り、ダ・マッタ同様2戦連続の表彰台となった。