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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第8戦 ポートランド【プラクティス2】レポート

<US-RACING>
午前10時、CART FedExチャンピオンシップシリーズ第8戦2日目の公式プラクティスがはじまった。天候は曇り、スタート時の気温20度、路面温度は43度というコンディション。予選前に向けて最後のプラクティスである。

セッション開始から10分が経過した時点で、トップタイムはエリオ・カストロネベス(59.932秒)。カストロネベスはその後59.873秒へとタイムを更新、安定した速さでタイムを刻んでいく。

前日の予選で7番手だったファン・モントーヤが徐々にタイムを縮めにかかり、35分経過時点でカストロネベスに次ぐ59.948秒をマークして2番手まで上がってきた。10時37分、ジル・ド・フェランが59.360秒をマーク、チームメイトに代わりトップに立つ一方で、その5分後にカストロネベスがターン1のサンドトラップに突っ込みストール。CARTセイフティクルーがマシンを押しがけし、カストロネベスは再スタート。

これでセッションは赤旗となり、一時中断。このあとグリーンとなった直後もトレイシー、モントーヤ等が同じ場所でオーバーラン。各ドライバー、午後の最終予選を控え、限界域を見極めるために果敢にトライしている。

その後更に2回のレッドフラッグによる中断をはさみ、セッション開始から約1時間が経過。トップは相変わらずド・フェランだが、2番手にアドリアン・フェルナンデス(59.413秒)が顔を出す。3番手はモントーヤ(59.448秒)。

11時12分、安定して上位につけていたロベルト・モレノが59.248秒でトップに立つが、すかさずここでモントーヤが58秒台をマーク(58.837秒)してトップを奪う。しかしこれを今度はダリオ・フランキッティが58.809秒でリードしてセッション終了かと思われたその矢先、モントーヤが58.515秒と予選を含む金・土曜日のベストラップを叩き出して再度トップとなった。

そして11時15分、予定通りにプラクティスは終了。トップはモントーヤ、以下2番手カストロネベス(58.712秒)、3番手フランキッティ(58.809秒)と続き、このセッションで上位5名のドライバーが58秒台のタイムをマーク。またトップのモントーヤから19位のミシェル・ジョルダインJr.までが60秒を切るタイムをマークした。

エンジンメーカー別に見ると、トップがトヨタで2番手ホンダ、フォードは5番手、メルセデスが6番手となった。日本人ドライバーは中野信治が59.355秒で11番手、黒澤琢弥は60.674秒で24番手という結果。

トップから1秒以内に13台が入って最後のプラクティスが終了した。最終予選は午後1時45分からスタート、昨日の予選タイムをもとに2グループに分けられて行なわれる。