Hiroyuki Saito

スイス旅情 −Le M de McDonald’s−

先週末のF1開幕戦はブラウンGPがデビュー戦でワンツー・フィニッシュしてなんかビックリしましたね。こんなこともあるからやはりレースは面白いなと思っていたら、ゴルフ界ではタイガー・ウッズがケガからの復帰3試合目で最終日に逆転優勝し、なんか内容の濃い週末となりました。

興奮冷めやらぬうちに今週末はいよいよインディカーが開幕します。これまでフロリダ州ホームステッドのホームステッド−マイアミ・スピードウエイでシーズンがスタートしていましたが、なんとこのコース今年は最終戦の開催に。緒戦となるのはフロリダ州セント・ピータース・バーグの市街地コースになるんですね。

これはこれでとても興味深い内容になるのではと期待しています。もちろん、武藤選手の活躍にですよ。昨年、このセント・ピータース・バーグでグラハム・レイホールが巧みなピット戦略で初優勝しましたからね。開幕戦でいきなり武藤選手の優勝もあると思いますよ。

さて、近況はこれくらいにしてスイス旅情の続きを。

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ホテルに到着し、まずは腹ごしらえと向かったショッピングモールは、メインエントランスらしいところが閉まっているんですね。

今日は日曜日なのになんでこんなに大きなショッピングモールが閉まっているんだ? もしかして不況の影響で潰れたか? なんて思いつつ他の入り口を探していると、ちょっと離れた映画館側の入り口から進入に成功しました。映画館はちょっと賑わっていたので、この不況でも娯楽は残ったかと思いながらレストランを探しに更に奥へと進みました。

モール内を見回しながら進むとやはりほとんどのお店が閉まっているんですね。ここまでくるとなんとなくおかしいなって感じながら、そういえばとヨーロッパの風習を思いだします。そうです。ヨーロッパって日曜日はほとんどのお店が休むんです。

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でも、それって街中のお店くらいだろうと思っていたのですが、このような巨大なショッピングモール内のお店までも休んでしまうですね。お店が閉まっているのにモール内を歩くことができるのはなんか異様な感覚でしたよ。

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ともあれ、どんな国に行ってもそれほど味の差を感じず、見つけるとちょっと安心するファーストフード、マクドナルドを発見。もうお腹すいたし、ここでいいやってな感じで店内へと入ってみました。

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早速、メニューの掲示板をみるとなにやらご当地メニューのようなものがあるじゃないですか。“Le M de McDonald’s”というヨーロッパらしい上品なハンバーガーの写真が僕の食欲をそそります。オーストラリアのアボガド・バーガーは無理だけど、これはいけるべってな感じで頼んでみましたが、なんと英語が通じません。

その写真を指さして「M!」って言うと、なんとなくわかったのか、その店員さんが動き出しました。でも、僕が頼みたいセットメニューの隣に表示されているクリームたっぷりのサンデーを作り出したので、こりゃまいったなって。

「ノン・ノン!」って日本の女性ファッション誌の名前を連呼して、そのサンデーは違うと身振りで指示し、再度、指をさしながら「Mバーガー」だっていうと店員もやっと「これ?」ってな感じでわかったようでそのセットを用意してくれました。

言葉が通じなくても意思が通じ合った瞬間を久しぶりに体感しましたよ。飲み物に関しては「コーク」といったら「コカ?」って言ってきたので「ウィ」で終了。

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他のセットメニューとは値段設定からその違いを感じるこの“Le M de McDonald’s”。12.30スイスフランもするこのセット、フランス語?でその内容がパッケージに表記されているのでまったく理解できません。

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しかし、キーワードはありました。Swiss AOCとバーガーが入っているボックスに表記されています。調べるとスイスが認定している国産のチーズを使用していることが今わかりましたよ。食べたときはなんかスイスのチーズくらいにしか思っていなかったので、それはそれで正解でしたね。

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パンもちょっともちもちした感じで、ビーフも味がしっかりしています。値段相応のハンバーガーだなって思いながらフレンチフライを食べるとこれもこれでおいしいなと。

ジュネーブの若いカップルやファミリーが取り巻く中、結構ありだなって思いながらそのセットメニューを食べましたよ。

腹ごしらえが済んだ僕はホテルに戻って下調べをし、いよいよジュネーブのダウンタウン探索へと繰り出したのでした。

次回はジュネーブ旧市街地探索をお伝えしますよ。