Hiroyuki Saito

サミーなデトロイト

ネタ探しの旅に出た僕は、ふと気がつくとミシガン州デトロイトにいました。そう、アメリカに帰ってきたのです。昨年の11月16日帰国予定だったフライトがキャンセルになり、2日後の19日にやっとジャパンに降り立って約1ヶ月と3週間も滞在しました。久しぶりに1ヶ月以上も日本に居ましたよ。

実家で年末年始を過ごすことができ、すっかり宮城弁に戻ってしまったっちゃ、なんて思っていたら1月の9日には訛りを引きずったまま(実はアメリカに着てからの10年間ずっと引きずっているようです。本人は標準語を話しているつもりなのが残念)アメリカに上陸です。

しかもLA経由で行った先はノース・アメリカ・インターナショナル・オート・ショーが行われたミシガン州のデトロイト。通称“デトロイト・ショー”と呼ばれている北米で最大のオート・ショーです。

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この時期のデトロイト、北海道の札幌と同じくらいの緯度ということで寒い、寒いとは聞いていましたが、そこは東北地方出身の僕ですからそれほどでもないだろうと高を括っていたわけです。でもね、いざデトロイトの空港に着くと外は一面の銀世界。外に恐る恐る出てみると、まぁ、凍てつく様な寒さとはこのことかと思うくらい寒いのです。

もうちょっと違う表現をするならば、この寒さを「サミー・デイビスJr.!」って誰のことかもよく判らず表現している人(僕ですね)が隣にいるときくらい寒いのです。わかりずらい? まぁ、日中でも氷点下って言った方が早いですね。はい。

とりあえず、ホテルのシャトルバスが来るのをロビーで待ち、そのシャトルバスに飛び乗るとその運転手さんが「今日はこの天候のせいでキャンセルしたフライトが多いらしいよ」と無事に着いた僕に話しかけてきました。

確かに今日はデトロイト空港についてからゲートにつくまでちょっと時間がかかったものの無事ついたという意味ではラッキーでした。冬のアメリカに関しては直行便があればそれほど悩むことはありませんが、経由地がアメリカ北部にある場合は神経質になります。

ユナイテッド航空を利用しましたが、ロサンゼルスからデトロイトまでの直行便は無く、必ず経由しなければなりません。ユナイテッドの場合一番多い経由地はシカゴになるのですが、雪の影響で飛行機が遅れたり発着できないことが多いのです。そのときのストレスというか空港で待つのってこれまでの経験上、結構大変です。

そこで今回は出発時間が午前6時と早いのを承知でデンバー経由にしてデトロイトに入ることにしました。デンバーも雪は降りますが、シカゴほど天候が荒れることはないからです。到着したデンバーは案の定、天候もよく定刻どおりにデトロイトに出発することができました。

いつもなら出発時間が遅れたりとか、キャンセルになったとかという話しになるのですが、今回はうまいこといきました。今後のフライトも計画通りスムーズにいけるよう予約の時点でよく考えたいと思いますが、チケットの値段次第という現実もあるので難しいところです。はい。

ということで、旬なネタがない限り、しばらくはデトロイト・ショーの話をお伝えしますよ。