とうとうチャンプ・カーのシーズンも先週末に行われたメキシコ・シティのレースで終了しました。インディ・カーに関しても2ヶ月前には終了しており、2006年のアメリカン・オープン・フォーミュラー・カーによるメジャー・シリーズのレースはオフ・シーズンに入りましたね。
北海道では雪が降り始め、日本も日に日に寒さが増しており、秋から冬に移る時期となりました。季節の移り変わりもありますが、シーズン・オフに入るとドライバーの移籍に関してもいろいろと動きがありますね。
先日は、松浦選手の来年度のチーム体制が発表されました。これまで3年間在籍していたフェルナンデス・レーシングとスーパー・アグリカンパニーのパートナー・シップが終了し、2001、2002年のチャンピオン・チーム、パンサー・レーシングとパートナー・シップを始めることになりました。チーム名もスーパー・アグリ・パンサー・レーシングとなり、2007年からは新たな挑戦がスタートすることになりましたね。
今シーズン、チャンピオン争いを演じたチーム・ペンスキーとターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングに、唯一対抗できたチームとドライバーがパンサー・レーシングのヴィットール・メイラでした。松浦選手がそのチームからの参戦ということになり、来年の活躍が大いに期待できますね。そういう意味でもシーズンのスタートは待ち遠しいです。
また、松浦選手のチームメイトだったスコット・シャープはレイホール・レターマン・レーシングに移籍。2005年の10戦目までターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングからインディ・カー・シリーズに参戦していたダレン・マニングが、A.J.フォイト・エンタープラゼズから来年度シリーズに参戦することも発表されました。
そこで、2007年のインディ・カー・シリーズに参戦が決まっているチームとドライバーをまとめてみようと思います。正式なものではないですが、現状で何台くらいになるのかというのが気になったもので。
マールボロ・チーム・ペンスキー
・サム・ホーニッシュJr.
・エリオ・カストロネベス
ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング
・ダン・ウエルドン
・スコット・ディクソン
アンドレッティ・グリーン・レーシング
・トニー・カナーン
・マルコ・アンドレッティ
・ダニカ・パトリック
・ダリオ・フランキッティ
スーパー・アグリ・フェルナンデス・レーシング
・ヴィットール・メイラ
・松浦孝亮
レイホール・レターマン・レーシング
・ジェフ・シモンズ
・スコット・シャープ
ヴィジョン・レーシング
・エド・カーペンター
・トーマス・シェクター
A.J.フォイト・エンタープライズ
・ダレン・マニング
チームに関しては確実に参戦するチーム名を挙げてみました。スーパー・アグリカンパニーとパートナー・シップを終えたフェルナンデス・レーシングは、スコット・シャープもレイホール・レターマン・レーシングに移籍し、来年から参戦するALMSに集中するためインディ・カー・シリーズの参戦は続けないという見方が有力です。
ドレイヤー&レインボールド・レーシングに関しては、チャンプ・カーに移行するのではという噂も出ています。その他、ロス・レーシング、ヘメルガン・レーシングといったチームも開幕戦から参戦するのか情報がつかめていません。
ドライバーに関しては、ダリオ・フランキッティがチャンプ・カーに行くのではという噂(結構毎年出ているような気がする)も流れましたが、インディ・カー・シリーズに参戦しながらALMSにスポット参戦していくという話で落ち着きそうです。
11月現在で15台のマシンが来年の開幕戦でスターティング・グリッドに並ぶことは確実ではあります。しかし、これから増えていく台数に関しては、結構ぎりぎりまでわからないかもしれませんね。レースとして盛り上げていくためにはせめて20台くらいの参戦台数が欲しいところです。今後の動きが新たに見えてきたらまたこのコラムでお伝えします。