【写真クリックしてご覧ください!】
昨年念願の初タイトルを獲得し、開幕戦で5度目のポール・ポジションからスタートして圧倒的な速さを見せつけていたウィル・パワー。
その前に立ちはだかったのはチームメートのファン・パブロ・モントーヤで、トップを争うふたりのぎりぎりのバトルが展開しました。
レースも残り11周、トップを奪おうとタイヤをロックさせて白煙とともに飛び込んできたパワーは、勢い余ってモントーヤにまさかの接触!
2台一緒にリタイアする可能性も十分にあったわけで、世界中のファンが一番ドキっとしたシーンかもしれません。僕自身も撮り終えた後、しばらく手が震えました。
実はこの1時間ほど前にコースサイドでテレビのケーブルに足をとられて転倒し、D4sと80-400が使えなくなっていたのです。この写真はサブのD750と70-200で撮影したのですが、ご覧のとおり、接触の瞬間をおさえることができました。
何十年も撮ってきた中で、このような決定的な瞬間はそれほどありません。開幕戦からD4sと80-400、ひざやひじにもダメージを負って少し落ち込んでましたが、滅多にない瞬間を撮れて、ほんとうに良かったです!(斉藤和記)
カメラ:Nikon D750
レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
撮影データ:シャッター優先オート
640分の1
f/6.3
露出補正-0.7
ISO100
・・・・・・・・・
この写真とコメントは【US-RACINGサポーターズクラブ】のゴールド&シルバー会員に配信しているスペシャルフォトで、内容の一部を修正して再掲載しています。撮影時のエピソードやこだわったポイントなど、特に写真が好きな方に楽しんでいただいています。【US-RACINGサポーターズクラブ】に関しては、ぜひこちらをご覧ください!
佐藤琢磨が初優勝した2013年ロング・ビーチ・グランプリの写真集もこちらで発売中です!