今シーズンから投入される新しいエアロキットを装着した本格的なテストが、第4戦の舞台となるバーバー・モータースポーツ・パークで16日から始まりました。ほとんどのチームは第2戦が開催されるノーラ・モータースポーツ・パークで13日に初めてエアロキットのテストを行っていましたが、ノーラは今年初めて開催されるコースです。これまでと比較するという点では、過去5年開催されてきた今回のバーバーが、その対象と言えるでしょう。
アップダウンが激しい約3.8キロの常設ロードコースで、初日にトップとなったのはコースレコードを持つチップ・ガナッシ・レーシングのスコット・ディクソンでした。記録したタイムは1分7秒4805で、本人が2013年の予選で記録していた1分6秒7750には及びませんでしたが、明日の最終日でどこまでタイムをアップしてくるのか、注目したいところです。【Photo by: INDYCAR Chris Owens】
2位はチーム・ペンスキー入りしたサイモン・パジノウで、1分7秒5329。慣れ親しんだホンダ・エンジンからシボレーとなっても、相変わらずの速さを発揮しています。【Photo by: INDYCAR Chris Jones】
3位はカーナンバー1をつけた昨年のチャンピオン、ウィル・パワーで1分7秒5495を記録。4位がファン・パブロ・モントーヤ、5位エリオ・カストロネベスとシボレー勢がトップ5を独占しました。6位がホンダ最上位で、昨年のバーバー勝者ライアン・ハンター-レイです。【Photo by: INDYCAR Chris Owens】
6年目のシーズンを迎える佐藤琢磨は第1プラクティスで11周を走行し、3周目に記録した1分8秒9856で14位。第2プラクティスでは37周を走行して17位に入り、総合でも17位で初日を終えています。一方、チームメートとなったインディカー2年目のジャック・ホークスワースは1分8秒7414で20位。4人体制のビッグチームに対して、どうやって挽回していくのか、注目しましょう。
シボレーのガナッシ&ペンスキーが上位を占めた初日ですが、19台が1秒以内と現時点ではそれほど大きな差がついてはいません。最終日はいかに・・・【Photo by: INDYCAR Chris Owens】
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