<DREYER & REINBOLD Racing>
4月3日(日) フロリダ州セント・ピーターズバーグ
昨日の強風も止み、朝から雲ひとつない快晴のなかでインディカー・シリーズ第3戦Hondaグランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグの決勝が開催された。インディカー・シリーズが初めてオーバルコース以外でのレースとなるこの記念すべき大会には、絶好のレース日和ということもあって、数多くの観客が訪れ、お祭り気分を盛り上げていた。18番グリッドからスタートした安川は我慢のレースを展開しながらも11位での完走を果たした。安川はスタート直後からアンダーステアに悩まされながらも、前を走るマシンについて行くのがやっとの辛い展開。37周目にコース上でスピンした他のマシンを避ける際にエンジン・ストールさせてしまい、痛恨の周回遅れとなる。それでも安川はレースに復帰後、我慢のレースを続け、11位で今季初の完走を果たした。
安川は4月12〜13日、インフィニオン・レースウェイで行なわれるロードコースでのテストに参加したのち、16日に日本に帰国する予定。次戦はいよいよツインリンクもてぎで開催されるBRIDGESTONE INDY JAPAN 300mileとなる。そのインディジャパンとインディ500にジェフ・バックナムを2台目のドライバーとして迎え、安川に強い味方がつくことになっている。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「1スティント目は問題なかったのですが、2スティント目からバランスが崩れてしまってプッシュすることができませんでした。その後はクラッシュに巻き込まれないように気をつけて完走することだけを考えて走行を続けました。いろいろなアクシデントなどがあって結果は11位フィニッシュとなりましたが、自分としてはレース中ずっとタイヤの皮むきをしているようなフラストレーションのたまるものでした。これから戻ってクルマを直して、次のもてぎ戦では、きちんとリセットして、ちゃんとレースのできる体制で臨みたいですし、もちろん、勝つつもりでレース・ウィークを迎えたいと思っています。今は早くもてぎに行きたいという気持ちでいっぱいです」