惜しかったですよねー、最終戦。ここ数年は最終ラップまでタイトルの行方が分からななかったので、ウォールにブラッシュしたときは本当に驚きました。「なんで今？ そこで？ えー？ タイトル決まっちゃうじゃん？」って。ダリオが下位に沈んでしまうと、パワーにチャンピオンの可能性がありましたが、なんだかあっけなく決まってしまった印象です。結局今シーズンのウィル・パワーは、圧倒的な速さを見せ、またミスのない走りを続けたものの、最後の最後でオーバルの罠にハマってしまった感じです。
ホームステッドは外側のハイラインの方がバンクがついてグリップ感があるものの、タイヤカスにつかまるリスクも大きいそうです。大事な一戦で、そこを走らなければならない状況にまでパワーは追い込まれていたんですね。イン側のローラインでは、ガナッシ勢にまったく歯が立たなかったことが想像されるそうです。ダリオの真後ろにいなければいけないプレッシャーは、相当大きかったのでしょう。
タイトルを獲れそうで獲れなかったドライバーは、その後タイトル獲得までの道のりが長い事がよくあります。来年は持ち前のスピードをオーバルでも発揮して、今年の雪辱を晴らしてほしいですね。
ただ、来年はガナッシが4台体制になるようで、ペンスキーの3台と合わせると、常に優勝を狙えるマシンが7台。AGRも力を維持できれば、トップ10の争いは今年よりさらに激しくなりそう。個人的にはスピードと若さで勝利を狙うウィル・パワーv.s. グラハム・レイホール、それを経験と技で阻止するベテラン勢、いつ何をするかわからないブリスコーとの戦いを期待しています。
Illustration & TEXT by アラブルカ
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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