4コママンガ

ドラフティング – インディカー IRL –

画像

[ドラフティング – インディカー IRL -]
来た来た来た〜! ディクソンがキター!
振り向けばディクソン。安定度抜群のディクソン。燃費のディクソン。抜きにくいディクソン。この人に後ろに付かれるのは、レースでもチャンピオンシップでも相当のプレッシャーでしょうね。しかもいつも穏やかマイペースなディクソンの無言のプレッシャーは、ある意味「口撃」よりも強力かも?
 さて、現在ポイントリーダーのダリオ・フランキッティといえば1999年、あのファン・モントーヤとの壮絶なタイトル争いが思い出されます。第12戦までモントーヤがトップでしたが、13、14とフランキッティが逆転。第15戦から4戦モントーヤがトップを維持するも、第19戦でフランキッティが再びランキングトップ。しかし次の最終戦で同ポイントに並ばれて優勝回数の差で競り負けてしまった苦い過去をもっています。そしてそれからしばらく、その高い実力は認められながらもタイトル争いからは遠ざかっていました。
 しかし今年はなにやらひと味違います。今年インディ500を初めて制したことでスイッチが入ったのか、オーバルでも速さを発揮。こうなると、もともとロードマイスターだったダリオ・フランキッティは怖いものなし?
 3連勝でディクソンがどんどん間合いを詰めていますが、ダリオも3位-2位-2位と最小限のダメージで切り抜けています。そして前戦、ダリオがあわやの壮絶クラッシュ。怪我も心配でしたが、ポイント0も心配。しかし今年のダリオはツいている? 巻き込まれたドライバー全て怪我もなく、またこのレースでも僅差で争っていたディクソンも、その多重クラッシュの渦中にいて0ポイント。現在4戦を残して24ポイント差。IRLでは緊張するギャップです。
屈指のテクニシャン2人の争いに目が離せませんね!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
Illustration & TEXT by アラブルカ