今回の4コマに関連するネタは以下のとおりです。
・不調の原因
・勝利をめざせ
・動揺する人たち
・懲りない男
・人間ワイルドカード
誰もが息をのむ結末を迎えた2011年のインディ500。今年が最後かも? と噂の出ているダニカが燃費で逃げ切っても、パンサー・レーシングからデビューしたルーキーのヒルデブランドが優勝しても劇的でしたが、なんとダンが、今年パンサー・レーシングのシートを失っていたダン・ウェルドンが、最終ラップの最終コーナーでウォールに吸い寄せられたヒルデブランドを、ゴール直前で抜き去って優勝を果たしたのでした。
しかも出走は、アンドレッティ・グリーン最強時代のチームメイト、(日影の)実力者ブライアン・ハータが興した、普段はインディ・ライツを戦っているチームからのスポット参戦でした。もちろんこのチームに対するサム・シュミット・モータースポーツの協力は大きかったと思いますが、急造のチームでの優勝は、他の多くのレーシングチームに夢を与えたはずです。数々のヒストリーを刻んでいるインディ500ですが、近年稀に見るストーリー、結末だったように思います。
思えばダン・ウェルドンの最初のインディ500優勝は、デビューイヤーのダニカ・パトリックが2位を獲得する活躍を見せたことで、若干影の薄いものとなっていました。その後も何度か摩擦がある二人。そして今回もダニカが話題の中心にいましたよね。しかし最後は、ノーマークだったダンが主役を勝ち取り、借りを返した気もします。
こうなると、ダニカも勝つまでインディ500はやめられないんじゃないかな〜? もちろん噂されているNASCARとの兼ね合いもありますが、インディ500だけは今後も出走を考えてほしいものです。
Illustration & TEXT by アラブルカ
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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