[クールなタフガイ – インディカー IRL -]
サム・ホーニッシュJr.は1979年生まれにも関わらず、早くも3度チャンピオンに輝いている実力者。アウトから豪快にオーバーテイクするその姿は、まさにオーバルの魔術師といった感じです。2006年のインディ500で、マルコから優勝を奪ったシーンは彼の真骨頂と言えるものでした。
また、バトルの最中、少々の威嚇や牽制にはまるで屈さず、タイヤがもう少しで触れるほどのサイドバイサイドも得意中の得意。時にはタイヤ同士が軽く接触しても、マシンを押さえ込んでオーバルを走る姿は、かなりシビれてしまいます。
特にたびたび見られるダン・ウェルドンとの一歩も引かないバトルは、何度見ても感動的です。
容姿はその走りにふさわしく”サングラスをかけていれば”ワルふう。
しかしもてぎで会った印象は、意外と？ 礼儀正しく律儀な感じでした。
その印象があったので、ダリオ・フランキッティが宙を舞ったあと、
救出に向かうサムの姿は、サムホらしいなぁと感じたものです。
速く、クールで、実は心優しい。う〜む、ファンになりそうです。
そうそう、来年NASCARに行くかも？ という噂もありますが、
もう少しオープンホイールでの緊張感ある彼のサイドバイサイドを見ていたいですよね。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
Illustration & TEXT by アラブルカ