<Toyota>
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第8戦 WinStar World Casino 400
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第8戦「WinStar World Casino 400」が6月5日(金)、米国中南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催された。
4日(木)2度の練習走行に続き、午後6時から予選が行われた。今週末は遠く離れたポコノとナッシュビルでスプリント・カップ・シリーズ、ネイションワイド・シリーズ戦が行われているために、トラック・シリーズ戦には参戦しないカイル・ブッシュに代わり、51号車を駆るルーキーのブライアン・アイクラーがトヨタ勢最上位の2列目4番手。テキサスでは最多タイの過去4勝を挙げているトッド・ボダインが9番手。ティモシー・ペターズが10番手につけ、12台の“トヨタ タンドラ”が決勝へ進んだ。
5日(金)午後8時20分に1.5マイルオーバルを167周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。序盤は3番手スタートのアイクラーが3位に浮上し、これに、9番手からポジションを上げたボダインが続いた。
42周目にこの日最初の1度目のコーションが出されると、各車給油とタイヤ交換のためにピットイン。アイクラーはここでボダインにかわされるも、トップ5につけていたが、その後はペースが上がらず徐々にポジションを落としてしまった。
この日はほとんどイエローコーションの出ない展開となり、燃料が厳しくなった100周目前後からグリーン下で続々とピットイン。ここでボダインはぎりぎりまでピットインを遅らせ、 99周目に首位浮上。全車がピットインを終えた時点で6位につけた。このとき、2本タイヤ交換作戦を採ったテイラー・マルサムが2位、ステイシー・コンプトンが4位へとポジションを上げた。
143周目、この日2度目のイエローコーションが出され、全車最後のピットイン。まず全車がタイヤを交換し(トラック・シリーズでは1度のピットでタイヤ交換と給油を同時に行うことは禁止されている)、翌周、給油を行うべく再びピットへ向かったが、ボダインはここでコース上に残り、タイヤ交換のみとするギャンブルに出た。
10位以下を周回遅れにする圧倒的な差で首位に立ったボダインは、燃料が心配されたが、最後までペースを落とすことなく、見事トップでチェッカー。開幕戦デイトナに続き、今季2勝目を挙げた。ボダインはここテキサスで5勝目を挙げることとなり、シリーズで初めて、同じコースで5勝を挙げたドライバーとなった。
ディフェンディングチャンピオンのジョニー・ベンソンが4位。デイビッド・スターが7位、マルサムが9位、マイク・スキナーが10位に入り、5台の“トヨタ タンドラ”がトップ10 フィニッシュを果たした。
次戦第9戦は6月13日(土)にミシガン・インターナショナル・スピードウェイで開催される。
ドライバー トッド・ボダイン:
「先週、友人は私に『優勝ではなく、2位になるように応援している』と言った。ブレンダン(・ゴーアン:テキサスで4勝の記録を持つ)には申し訳ないが,私は勝つことができた。最後の走行まで、我々はあまりにひどいオーバーステア症状に悩まされていた。そして最後のピットタイミングで、クルーチーフが素晴らしい判断と、調整を行ってくれた。本当に素晴らしい夜だ。燃料については、クルーチーフが心配していなかったので、私も気にしなかった。彼らは燃費について完璧にコントロールしていた。我々の“トヨタ タンドラ”は本当に驚くべきトラックであり、最終的に私がここヴィクトリーレーンにいられるということが信じられない」
第8戦 WinStar World Casino 400 決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1930トッド・ボダイントヨタ タンドラ167
2388マット・クラフトンシボレー167
3146コリン・ブラウンフォード167
4151ジョニー・ベンソントヨタ タンドラ167
71324デイビッド・スタートヨタ タンドラ167
92481テイラー・マルサムトヨタ タンドラ167
10115マイク・スキナートヨタ タンドラ166
121017ティモシー・ペターズトヨタ タンドラ166
141611T.J.ベルトヨタ タンドラ166
151716ブライアン・スコットトヨタ タンドラ165
161215アリック・アルミローラトヨタ タンドラ165
202225テリー・クックトヨタ タンドラ162
211960ステイシー・コンプトントヨタ タンドラ161
22451ブライアン・アイクラートヨタ タンドラ161
観客数(主催者発表):49