<Toyota>
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第7戦 Samsung 500
4月5日(日)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第7戦「Samsung 500」が開催された。
3日(金)に予選が行われ、素晴らしい速さを見せたデヴィッド・ロイティマンが、自身キャリア2度目となるポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが8番手、ジョーイ・ロガーノが10番手につけ、“トヨタ カムリ”は10台が決勝へと駒を進めた。
5日(日)、テキサス・モーター・スピードウェイに集まった17万人以上の大観衆が見守る中で、午後1時17分に1.5マイルオーバルを334周(501マイル:約800km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。ポールポジションのロイティマンは、2番手スタートのジェフ・ゴードン(シボレー)とスタートからサイド・バイ・サイドで渡り合い、1周目に奪われた首位の座を8周目に奪還。その後40周にわたってトップを走行した。
ロイティマンが首位グループで走行を続ける中、8番手スタートのKy.ブッシュもトップ10圏内につけていたが、97周目にこの日最初のイエローコーションが出され、ピットに入った際、ホイールナットのトラブルでポジションをダウン。また、再スタート直後にも周回遅れ車両との接触により左フロントタイヤのパンクに見舞われ、周回遅れの37位と大きく後退してしまった。
157周目にこの日2度目のイエローコーションで上位勢は一斉にピットイン。この時、ロイティマンはピットアウトする他車を避けてピットへ入ったため、指定されたピット範囲をはみ出して停車。クルーがこれに気付かず作業を行ったため、ピット作業違反のペナルティを科され、無念の周回遅れとなってしまった。
これで29位までポジションを落としたロイティマンだったが、粘り強い走りでポジションを回復し、251周目、この日5度目のイエローコーション時には、“ラッキー・ドッグ”(イエローコーション発生時、周回遅れ最上位車両がリードラップに戻れる措置)を獲得し、リードラップに復帰。その後も着実に順位を上げ、“トヨタ カムリ“勢最上位の11位でフィニッシュ。
22番手から追い上げたデニー・ハムリンが12位。Ky.ブッシュは1周遅れの18位に終わった。
次戦第8戦は4月18日(土)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催される。
ドライバー デヴィッド・ロイティマン:
「まずまずの結果だ。ただピットロードでトラブルがあっただけだ。我々がピットに入ろうとしたとき、他の車両がピットアウトしてきたので、それを避けなくてはならなかった。その時にピットボックス(指定された作業範囲)からはみ出してしまった。これは私のミスだ。正しい場所に戻す前にクルーがタイヤ交換作業を始めてしまい、ペナルティを受け周回遅れになってしまった。その後のレースは、順位の回復に費やすこととなったが、 11位まで浮上することが出来た。素晴らしい仕事とピット作業をしてくれたスタッフを誇りに思っている」
第7戦 Samsung 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 24 ジェフ・ゴードン シボレー 334
2 9 48 ジミー・ジョンソン シボレー 334
3 14 16 グレッグ・ビッフル フォード 334
11 1 00 デヴィッド・ロイティマン トヨタ カムリ 334
12 22 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 334
16 18 83 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 334
18 8 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 333
24 34 55 マイケル・ウォルトリップ トヨタ カムリ 332
30 10 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 330
35 39 13 マックス・パピス トヨタ カムリ 326
39 29 7 ロビー・ゴードン トヨタ カムリ 249
41 11 47 マーコス・アンブローズ トヨタ カムリ 216
43 43 66 デイヴ・ブレイニー トヨタ カムリ 48
観客数(主催者発表):176