<Toyota>
NASCARネイションワイド・シリーズ
第28戦 Emerson Radio 250
9月7日(日)リッチモンド・インターナショナル・レースウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第28戦「Emerson Radio 250」が開催された。
熱帯性暴風雨“ハンナ”の影響で、5日(金)の午後に予定されていた予選は中止。その日の夜予定されていた決勝は日曜日の午後7時へと延期されることとなった。予選が中止になったことで、決勝のグリッドはオーナーズポイント順で決定され、20号車の“トヨタ カムリ”を駆るジョーイ・ロガーノがポールポジション。デヴィッド・ロイティマンが6番手となり、7台の“トヨタ カムリ”が決勝に進むこととなった。
7日(日)は台風一過の好天に恵まれたが、午後1時から3時間以上に渡ってスプリント・カップ・シリーズ戦が行われており、終了後僅か3時間弱のインターバルを経て、ダブルヘッダーでネイションワイド・シリーズ戦がスタート。両カテゴリーに参戦するカイル・ブッシュ、デニー・ハムリン、ロイティマンらはハードなスケジュールでの出場となった。
午後7時17分、0.75マイルオーバルを250周(188マイル:約300km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
ポールポジションのロガーノは、序盤首位を走行。首位の座を譲った後も、、15番手スタートからポジションを上げてきたKy.ブッシュ、ロイティマンと共に上位争いを展開した。
27番手スタートのハムリンも見事な追い上げを見せ、66周目、この日2度目の再スタート後には、トップ10圏内まで浮上。その後もハムリンの快進撃は止まらず、106周目には2位までポジションを上げた。
その直後、108周目に、激しい8位争いを展開していたロイティマンが壁に接触し、右フロントタイヤがバースト。ロイティマンは修復を余儀なくされ、大きく後退してしまった。
その後、ハムリンはレース後半戦も常に上位争いを繰り広げたが、首位を奪うまでには至らず、4位でフィニッシュ。ロガーノが7位、Ky.ブッシュが10位に入り、“トヨタ カムリ”は3台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第29戦は9月20日(土)米国東海岸デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催される。
ドライバー デニー・ハムリン:
「まずまず満足のいく結果だと思う。我々はクリント(・ボウヤー)や他のライバル達をパスするための何も持ってはいなかった。レースのほとんどで、我々は2番目か3番目に速い存在だったが、彼らとバトルをするには十分なコーナリング性能がなかった。もしパスしようとすれば、過大なオーバーステア症状に見舞われただろう。とはいえ、チームにとっては良いレースだった。このチームクルーと共に再びレースが出来るようになったのは本当に良いことだ」
第28戦 Emerson Radio 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 5 60 カール・エドワーズ フォード 250
2 4 29 スコット・ウィマー シボレー 250
3 2 2 クリント・ボウヤー シボレー 250
4 27 18 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 250
7 1 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 250
10 15 32 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 250
15 12 7 マイク・ウォレス トヨタ カムリ 250
30 13 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 247
34 6 99 デヴィッド・ロイティマン トヨタ カムリ 234
35 43 00 ジョシュ・ワイズ トヨタ カムリ 202
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリント・ボウヤー シボレー 4088
2 カール・エドワーズ フォード 3881
3 ブラッド・ケセロウスキー シボレー 3809
6 デヴィッド・ロイティマン トヨタ 3564
7 カイル・ブッシュ トヨタ 3478
8 マイク・ウォレス トヨタ 3254
10 ジェイソン・リフラー トヨタ 3202
21 デニー・ハムリン トヨタ 1971
27 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 1577
34 トニー・スチュワート トヨタ 1354
37 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 1322
56 ジェイムス・ビュッシャー トヨタ 581
100 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 120
101 マイケル・マクドウェル トヨタ 119
117 ジャスティン・マークス トヨタ 64
123 ミシェル・ジョルダインJr. トヨタ 55
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 199
2 シボレー 167
3 フォード 154
4 ダッジ 96
※結果及びポイントは暫定