＜Vertex Sports＞
＜２００８．５．１０ ケンタッキー州スパルタ＞
現地１０日､今年から新チームを立ち上げ 『ＡＲＣＡ/ＲＥ ＭＡＸシリーズ』 に参戦している 『ＨＡＴＴＯＲＩＲＡＣＩＮＧ ＥＮＴＥＲＰＲＩＳＥＳ（ＨＲＥ）』 は参戦２戦目にして予選トップの栄誉を獲得した。
『ＡＲＣＡ/ＲＥ ＭＡＸシリーズ』 第６戦の 『Ｂｕｃｋｌｅ Ｕｐ Ｋｅｎｔｕｃｋｙ１５０』 が開催される 『ＫｅｎｔｕｃｋｙＳｐｅｅｄｗａｙ (ケンタッキー州スパルタ)』 は､１周１.５マイルでアルファベットの 『Ｄ』 の形をしたコース。今回のレースは練習走行､予選､決勝レースを１日で行い､決勝レースはナイトレースというアメリカらしいイベントだ。
このレースから 『ＨＲＥ』 の Ｃａｒ No.０１ ＡＤＶＩＣＳ ＴＯＹＯＴＡ をドライブする Ｓｅａｎ Ｃａｉｓｓｅ（ショーン・ケース）はニューハンプシャー出身の２２才｡将来ストックカーの世界でスターになる可能性を感じさせる期待のドライバーだ。 昨年は 『ＮＡＳＣＡＲブッシュ･イースト･シリーズ』 で激しいチャンピオン争いを展開しシリーズランキング２位となった｡チャンピオンを獲得したのは第５戦 『CAROLINA５００』 で優勝した Ｊｏｅｙ Ｌｏｇｎｏだ。
前日からの雨により予定より３０分遅れて､現地時間１０：３０に練習走行が始まる。走りはじめからスムーズな走行でチームは順調にセットアップを進め､１時間が過ぎたところでトップタイムを記録する。その後めまぐるしく順位が入れ替わるが常にトップ５のタイムをキープし ３０.４９０秒を記録し６番手で練習走行を終えた。
現地時間午後３：３０分から予選が始まる。
Ｓｅａｎ Ｃａｉｓｓｅ がドライブする 『ＨＲＥ』 のＣａｒ No.０１ ＡＤＶＩＣＳ ＴＯＹＯＴＡ は１６番目にタイムアタックすると､それまでのタイムを ０.８秒上回る ３０.２７５秒を記録し､この時点でトップに立つ｡ その後もこのタイムを破る者は現れず､ 『ＨＲＥ』 は参戦２レースめで初のポールポジションというと栄誉を獲得した。
『ＡＲＣＡ/ＲＥ ＭＡＸシリーズ』 第６戦 『Ｂｕｃｋｌｅ Ｕｐ Ｋｅｎｔｕｃｋｙ１５０』 の決勝レース（１５０ｍｉｌｓ／１００ｌａｐｓ) は､現地時間の１０日の夜８時にスタートする。
チームオーナーコメント （ Ｓｈｉｇｅａｋｉ Ｈａｔｔｏｒｉ ）
参戦２戦めにしてポールポジションを獲得できた事にとても興奮しています。ドライバーのショーンは 練習から速かったのでトップ３には入ると思っていましたが､まさかトップになるとは思っていなかった のでとても良いサプライズです｡ クルーチーフのマイクとのコミュニケーションがとても良く､この結果はチーム全体の流れが良い方向に行っている証拠なので今までの改革が間違っていなかったという事 が証明されとてもうれしいです。
今日のレースに向けて最高のポジションからのスタートなのでとても楽しみにしています。
ドライバーコメント （ Ｓｅａｎ Ｃａｉｓｓｅ ）
最高の結果が出た事に喜んでいると同時にホッとしています。 練習からマシンの状態は最高だった のである程度自信はありましたが､初めてのARCAシリーズでの予選だったのでかなり緊張しました。 朝の練習でのロングランのタイムもとても良かったので、今日のレースに向けてすべての準備が整い ました。 僕を信頼してチャンスをくれたシゲアキとチームのためにも今日は最高の結果を残します。