<Toyota>
NASCARネイションワイド・シリーズ
第5戦 Sharpie Mini 300
3月15日(土)ブリストル・モーター・スピードウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第5戦「Sharpie Mini 300」が開催された。
決勝レースを前に正午から予定されていた予選は降雨により中止。スターティンググリッドは前年のオーナーズポイントで決定され、D.ハムリンが最前列2番手、D.ロイティマンが5番手、J.リフラーが8番手、Ky.ブッシュ14番手、M.ウォレス17番手のグリッドで5台の“トヨタ カムリ”が決勝レースに臨んだ。
その後、ブリストル・モーター・スピードウェイは、再び雨に見舞われ、ネイションワイド・シリーズの決勝レースは予定よりも2時間ほど遅れ、午後4時半過ぎに開始された。
最前列2番手からスタートを切ったD.ハムリンは序盤37周に渡って首位を走行。その後もトップ3圏内で走行を続けていたが、70周目に右フロントタイヤのパンクに見舞われ、スケジュール外のピットインを強いられ3周遅れと、首位争いから脱落。しかも、直後に右リアタイヤのナットを閉め忘れたために再びピットイン。更に2周を失い、大きく後退を余儀なくされた。
一方、5番手からスタートを切ったD.ロイティマンは周回を重ねるごとに調子を上げ、上位争いを展開。中盤には3位までポジションを上げたが、更なるポジションアップを狙っていた164周目、降雨によりイエローコーションが出されると、まもなく雨は強くなり、レースは赤旗中断。その後、レースは171周の時点で終了することが正式に決定した。
この結果、D.ロイティマンは3位。8番手からスタートしたJ.リフラーが6位、17番手スタートのM.ウォレスが 10位と3台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュとなった。
大きく遅れたD.ハムリンは再スタート後1度はトップグループをパスし、4周遅れまで戻したが、26位でフィニッシュ。14番手からスタートしたKy.ブッシュは序盤のクラッシュに巻き込まれ、僅か12周でレースを終えた。
次戦第6戦は3月22日(土)米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイで開催される。
ドライバー D.ロイティマン:
「空模様がどう変わるかは誰にも分からない。もう少しグリーン下で走行出来る時間が 長かったら、ライバル勢に仕掛けることが出来たはずだ。降雨でレースが短縮されて終了となったことを考えれば、3位という結果は決して悪くない。チームクルーが私の“トヨタ カムリ”を本当に良い状態に調整してくれた。その調整によって、最後のロングランは絶好調だった。私のスポッター(コース全体を見てドライバーに状況を無線で伝えるスタッフ)から雨が降り始めたことを聞いた時にはフロントウィンドウに雨粒が付き始めていたが、それほどひどくはなかった。もう少し走れると思ったので前走車を捉えるべく全力を尽くしたが、結果的にはあまり変わりはなかっただろう。とはいえ、良いレースが戦えたと思う」
第5戦 Sharpie Mini 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 4 2 C.ボウヤー シボレー 171
2 7 9 K.ケーン ダッジ 171
3 5 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 171
6 8 38 J.リフラー トヨタ カムリ 171
10 17 7 M.ウォレス トヨタ カムリ 171
26 2 20 D.ハムリン トヨタ カムリ 167
42 14 32 Ky.ブッシュ トヨタ カムリ 12
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
5 D.ロイティマン 668
7 M.ウォレス 603
9 J.リフラー 579
10 Ky.ブッシュ 568
18 T.スチュワート 472
33 B.ヴィッカーズ 322
41 D.ハムリン 237
55 M.マクドウェル 82
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 36
2 トヨタ 28
3 フォード 26
4 ダッジ 20
※結果及びポイントは暫定