<Toyota>
NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第17戦 Gateway 200
9月1日(土)米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイでNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第17戦「Gateway 200」が行われた。
1日(土)午後1時5分から予選が行われ、ポイントランキング首位につけるM.スキナーが自身41回目、今季9回目となるポールポジションを獲得。T.クックが3番手、J.ベンソンが4番手と好位置から決勝へ臨むこととなった。
午後4時40分、1.25マイルオーバルを160周(200マイル:約320km)で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションから好スタートを切ったM.スキナーは、序盤首位を逃げ、その後、R.ホーナディ(シボレー)、J.ベンソンらと首位争いを展開した。しかし、 57周目に3位走行中のM.スキナーは右前タイヤのパンクに見舞われ、壁にクラッシュ。何とかピットへは戻ったものの、長時間に渡る修復作業を余儀なくされ、大きく後退してしまった。
この時点で2位につけていたJ.ベンソンは、M.スキナーのクラッシュによるイエローコーションでピットインし、タイヤを交換した後に、ホイールナットの脱落に見舞われ、すぐに再度のピットイン。ピットと同一周回以内で最後尾となる21位までポジションを落としてしまった。
しかし、そこから“トヨタ タンドラ”の速さを活かし、猛追撃を開始したJ.ベンソンは見る見るポジションを上げ、91周目には2位に躍進。首位争いに復帰した。
その後、R.ホーナディとの激しい首位争いを展開し、終盤戦はこの2台の一騎打ちとなった。J.ベンソンは148周目に首位を奪うと、その後はポジションを守り切り、トップでチェッカー。今季3勝目を挙げ、前戦ブリストルに続き2連勝を飾った。
3位にはT.マスグレイブ、4位にT.ボダインが入り、“トヨタ タンドラ”はトップ4を3台が占める強さを見せた。
一方、M.スキナーはレースに復帰したが28位に終わり、僅か4ポイント差ながら、惜しくもポイントランキング首位の座をR.ホーナディに譲ることとなった。
次戦第18戦は9月15日(土)米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
ドライバー J.ベンソン:
「ホイールナットが脱落し、再度のピットインを強いられたのは、もちろん望んでいたことではなかった。あの時点では、私のレースは終わってしまったと思っていた。しかしその後10周ほど走行すると、私の“トヨタ タンドラ”が充分に速いことが分かり、イエローコーションさえ出なければ、十分に上位へ復帰出来ると感じた。とはいえ、ちょっと激しく攻めすぎた。今日はとても疲れた。今は一刻も早く横になって眠りたい」
第17戦 Gateway 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 4 23 J.ベンソン トヨタ タンドラ 160
2 2 33 R.ホーナディ シボレー 160
3 17 9 T.マスグレイブ トヨタ タンドラ 160
4 14 30 T.ボダイン トヨタ タンドラ 160
8 25 00 J.ワイズ トヨタ タンドラ 160
18 8 22 R.マシューズ トヨタ タンドラ 160
20 16 1 D.グリーン トヨタ タンドラ 157
28 1 5 M.スキナー トヨタ タンドラ 95
30 3 59 T.クック トヨタ タンドラ 65
32 15 60 J.スプレイグ トヨタ タンドラ 40
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
2 M.スキナー 2765
4 T.ボダイン 2506
5 J.ベンソン 2349
7 T.マスグレイブ 2122
8 J.スプレイグ 2094
15 T.クック 1773
24 R.マシューズ 1255
29 AJ.アルメンディンガー 855
30 J.ワイズ 660
32 D.グリーン 617
33 T.ウォーカー 585
68 K.バトラー三世 119
78 J.ラボンテ 82
94 J.ホブグッド 55
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 123
2 シボレー 102
3 フォード 97
4 ダッジ 52