<Toyota>
NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第14戦 Power Stroke Diesel 200
7月27日(土)米国中西部インディアナ州インディアナポリスのオライリー・レースウェイ・パークでNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第14戦「Power Stroke Diesel 200」が行われた。
午前中、2度に渡って公式練習が行われ、午後4時半から予選が予定されていたが、降雨により予選は中止。決勝のスターティンググリッドは、既定によりオーナーポイント順で決定された。この結果、M.スキナーがポールポジション、T.ボダインが3番手、以下6番手以降にJ.ベンソン、J.スプレイグ、T.マスグレイブが並ぶこととなった。
その後雨は止み、ジェットドライヤーカーによる路面乾燥が行われ、予定より遅れて午後10時に0.686マイルオーバルを200周(約220km)で競われる決勝レースのスタートが切られた。
ドライバーズランキング首位につけ、ポールポジションからスタートを切ったM.スキナーだったが、この日は徐々に後退。代わって首位争いを繰り広げたのは6番手スタートのJ.ベンソンと3番手スタートのT.ボダインであった。
この日圧倒的な速さを見せたR.ホーナディ(シボレー)と“トヨタ タンドラ”勢は激しく首位を争い、終盤には、J.ベンソンがサイド・バイ・サイドのバトルを展開するなど首位奪取を狙ったが、惜しくも及ばず、J.ベンソンが“トヨタ タンドラ”最上位となる2位でフィニッシュ。T.ボダインは6位であった。
M.スキナーはトップ10圏内を走行していたが、126周目のピットインで大きくタイムをロス。一時は25位まで順位を落とし、終盤ポジションを取り戻したものの、20位に終わった。しかし、1周目にリードラップを獲得しており、自身が記録更新中の、昨年から続く連続リードラップ獲得記録を18へと延ばすとともに、ドライバーズランキングでも首位を守っている。
次戦第15戦は8月11日(土)米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイで行われる。
ドライバー J.ベンソン:
「レースが残り50周を切ったあたりから、首位を行くR.ホーナディをなんとか逆転しようとアタックを続けていた。しかし、それは叶わなかった。彼に並びかけるまではしたが、その激しいアタックのせいで、タイヤが摩耗してしまい、最後は何も出来なかった。今日はどのドライバーも速く、追い越しは困難だった。今日のレースのために、ショートオーバル用の新しい車体を用意したが、この判断は正しかった。我々の“トヨタ タンドラ”は好調で、2位でフィニッシュ出来たことを本当に喜んでいる。しかし、最後にもう少しだけ良い結果が得られたらもっと良かった」
第14戦 Power Stroke Diesel 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 33 R.ホーナディ シボレー 201
2 6 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 201
3 4 6 T.クバピル フォード 201
6 3 30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 201
9 9 60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 201
12 7 9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 201
15 8 1 D.グリーン トヨタ・タンドラ 201
20 1 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 201
25 15 22 R.マシューズ トヨタ・タンドラ 200
26 16 59 T.クック トヨタ・タンドラ 200
27 25 00 J.ラボンテ トヨタ・タンドラ 200
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
1 M.スキナー 2346
3 T.ボダイン 2100
5 J.ベンソン 1896
7 J.スプレイグ 1767
8 T.マスグレイブ 1728
13 T.クック 1524
25 R.マシューズ 961
29 AJ.アルメンディンガー 755
30 T.ウォーカー 585
37 J.ワイズ 412
44 D.グリーン 273
63 K.バトラー三世 119
72 J.ラボンテ 82
85 J.ホブグッド 55
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 101
2 シボレー 84
3 フォード 80
4 ダッジ 43
※結果及びポイントは暫定