<Toyota>
NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第16戦 Toyota Tundra 200
8月12日(土)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第16戦「Toyota Tundra 200」が米国南部テネシー州ナッシュビルのナッシュビル・スーパースピードウェイで行われた。
11日(金)に2度の公式練習が行われ、“トヨタ・タンドラ”のJ.スプレイグがどちらもトップタイムをマーク。12日(土)正午からの予選でも、“トヨタ・タンドラ”勢最上位となる3番手から決勝へ臨むことになった。
午後4時15分、1.333マイルのショートオーバルを150周(200マイル)で争われる“トヨタ・タンドラ200”がスタート。2列目3番手からスタートしたJ.スプレイグが好スタートを切り、首位を奪取。6周目には、7番手スタートのM.スキナーもポジションを上げ、2位に躍進。D.スターもこれに続き、“トヨタ・タンドラ”が1−2−3体制で序盤戦へ突入した。
その後、J.スプレイグとM.スキナーは大きく後続を引き離すが、多発するイエローコーションと、ピット戦略により、その差は縮まり、21番手と後方からの追い上げとなったT.ボダインが上位争いに加わり、中盤戦にはピット競争で首位争いに浮上すると、終盤戦へと、M.スキナー、T.ボダイン、J.スプレイグの3台が激しい首位攻防戦を展開した。
そして大詰め、チェッカー目前の146周目に、他車のクラッシュにより最後のイエローコーションとなり、レースは2周のスプリントで勝負を決することとなった。
しかし、再スタートから後続を引き離し、激しく首位争いのバトルを繰り広げたT.ボダインとM.スキナーだったが、最終ラップに接触し、無念のスピン。
大混乱となった上位勢の中を、上手くすり抜けトップでチェッカーを受けたのは、今季3勝目のJ.ベンソンであった。そして、2位にはJ.スプレイグが続き、今年2度目の“トヨタ・タンドラ”の名を冠したレースを1−2フィニッシュで飾った。
T.ボダインは8位となり、ポイントランキングでは首位を守った。また、4位、6位に入ったT.マスグレイブとD.ロイティマンもランキングを上げ、再び“トヨタ・タンドラ”勢がトップ4を占めることとなった。
次戦は、8月23日(水)テネシー州ブリストルのブリストル・モータースピードウェイで開催される。
ドライバー J.ベンソン:
「ここナッシュビルでは、ファイナルラップでの大逆転劇が数多く起こっており、私自身も、2年前のブッシュシリーズ戦で同様の経験をしている。その時、私は3位を走っていたが、前の2台がクラッシュして巻き込まれ、7位に付けていたドライバーが優勝した。だからこそナッシュビルのレースは面白い。私の“トヨタ・タンドラ”は最速とは言い難く、前を走っていた3台の“トヨタ・タンドラ”には追いつけなかった。しかし、最後のチャンスをものに出来て本当に満足している」
<第16戦 結果表>
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 22 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 151
2 3 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 151
3 11 #20 M.アンブローズ フォード 151
4 17 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 151
6 15 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 151
8 21 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 151
17 7 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 151
20 6 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 150
21 5 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 150
<選手権 ポイント表 ドライバーズポイント>
順位 ドライバー名 ポイント
1 T.ボダイン 2454
2 J.ベンソン 2310
3 D.ロイティマン 2260
4 T.マスグレイブ 2215
6 J.スプレイグ 2152
8 D.スター 2140
15 M.スキナー 1842
23 B.レスター 1346
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 111
2 フォード 103
3 シボレー 80
4 ダッジ 58