インディアナポリスと同じ2.5マイルのスーパースピードウェイ、第11戦ポコノでホンダは記念すべき通算200勝目を達成しました。初優勝は95年のニューハンプシャー、100勝目は06年リッチモンド、そして今回のポコノと、すべてオーバルで達成。インディカーならではの偉大な記録だと言えますが、ポコノでこのような新記録が生まれるとは誰も予想していなかったのではないでしょうか。
というのも、今年の初オーバルとなったインディ500ではエンジン・パワーの差を見せつけられ、テキサス、ミルウォーキー、アイオワとオーバル4連敗。今シーズンのオーバルでの勝利は絶望かと思われていた中での優勝で、それがスーパースピードウェイだったことに、多くのファンが驚きを隠せませんでした。しかも続くトロントで2連覇し、いっきに3連勝。これからのシーズン終盤の行方が、俄然楽しみになってきたのは言うまでもありません。
ポコノのレース・レポートでも紹介しましたが、その躍進の陰には4月からHPDに赴任した栃木研究所の田辺さんの存在があります。田辺さんはCARTプロジェクトがスタートした当時からのメンバーで、初年度の94年はボビー・レイホールを担当。(写真↓中央)
96年はジミー・バッサーの担当となり、初のチャンピオンに輝きました。10年間のCART時代を経、F1を担当するようになってからはバトンを担当。その時のチームメートは、佐藤琢磨でした!
久しぶりにインディカーに戻ってきた田辺さん。「ビデオは苦手」ということでしたが、20年前からのお付き合いということで、今回インタビューに応じていただくことができましたので、ぜひご覧ください。
こちらのビデオはダイジェストです。9分におよぶノーカット版はUS-RACINGサポーターズクラブにご入会いただけるとご覧いただけますので、ぜひこちらからご入会を!