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第2戦アラバマGP初日はカストロネベスがトップ、佐藤琢磨は10位

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今季最初の常設ロードコースとなる第2戦アラバマGPの初日を制したのはH.カストロネベスでした。第1プラクティスで10位だった昨年のポールは、2度目のセッションで本領を発揮。1分8秒554のトップタイムをマークしています。昨日の雨で路面の数箇所から水が湧き出していただけに、前回のオープンテストほどタイムは短縮されませんでしたね。
 

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前回のオープンテストではW.パワーが1分7秒1329を記録していましたが、今回のタイムについてカストロネベスは、「だいぶ暖かくなっているし、路面のあっちこっちが濡れているからね。たまにラインに乗ると、クルマが嫌な動きをするんだ」と語っています。明日の予選いついては「われわれのチームは強いよ。ウィル(パワー)やAJ(オールメンディンガー)はそれぞれ違うことをやってうまく機能しているし、この勢いを持続したいよね」
 

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2位は開幕戦で100回目のトップ10フィニッシュを飾ったベテランのA.タグリアーニです。カストロネベスとはわずか0.0748秒差でした。「タイヤは2012年のものと違うね。朝はちょっとした問題があったけど、それを直して我々がいるべきところに来たよ」
 

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「それにホンダもすばらしい仕事をした。セント・ピーターズバーグでみんながたくさんのプレッシャーを与えたから、企業としてステップアップする必要を感じたんだろうね。彼らはいつも短時間でやってくれる」と嬉しそうでした。ホンダは今回トップ10中に6台が入っています。
 

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ルーキーながら朝のプラクティスでトップ・タイムをマークしたT.ボーティエが、総合3位。開幕戦で見せた光る走りはここでも冴え渡っていました。
 

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「最初のプラクティスでは僕のミスで赤旗をだしてしまい、がっかりしたよ」と語ったボーティエ。ターン2でコントロールを失い、コースアウトしたのですが、実は僕の目の前で体制を崩したんですね。久しぶりに慌てて逃げました(笑)。フェンスぎりぎりで止まったので衝撃はなかったのですが、ちょっと焦りましたよ。
 

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「今日、チームが僕に与えてくれたクルマにとても満足している。まだ少し進歩の余地があるから、この勢いを明日も維持していきたいね」と頼もしいコメントです。
 

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4位はボーティエの同郷の先輩で、昨年のルーキーオブザイヤーであるS.パジノウ。ルーキーがプラクティスでトップだったのは昨年のボルティモア以来だったのですが、その時はパジノウだったんですね。チームメートで、しかもルーキーが調子いいとどんな心境なんでしょう。「トリスタン(ボーティエ)と一緒に楽しくやってるよ!」とは言ってますけど。
 

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正直意外だったのがこの人、W.パワーは5位でした。コントロールを失って体制を崩すシーンもあり、「まだやるべきことがある」ってことですが、ここの最速男、明日はいつもどおりの速さを披露してくれるでしょうね。
 

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日本期待の佐藤琢磨は最初のプラクティスで1分9秒4812を記録して13位。2度目のセッションでは1分8秒9817までタイムを縮め、トップから0.4277秒差の10位となりました。
 

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「先月のオープンテストでいくつか課題を抱え、その対策を施してここへ来たつもりだったんですが、コンディションが大きく変わって、バランス的に煮詰まりきらなかった感じがありました」と初日を振り返った琢磨。「今日一日を通して学んだことも大きかったのですが、それをうまくラップタイムとバランスにまとめ上げられなかったので、今夜クルマを大きく変え、それが明日に向けてうまくでればいいなと思っています」
 

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今日は最初のセッションが始まる前にピットへ撮影しに行ったのですが、笑顔が見られ、とてもリラックスした雰囲気がありました。今回ホンダはタービンの仕様を変更したそうで、新しいホンダのエンジンや、テキサスの今季初オーバルテストについても収録したインタビュー動画は6分40秒以上。サポーターズクラブのみなさん、後ほどアップしますので、お楽しみに!
 

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朝方は6度ぐらいしかなかった気温ですが、第2プラクティスが始まる頃には20度まで上昇しました。ツイートを見ていただいたとおり、昨日の雨でコースサイドはどろどろになり、靴の中まで大変なことになりましたよ。でも様々な撮影ポイントがあって楽しいコースですし、明日もいろいろ試したいと思います!
  
●プラクティス総合リザルト

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●予選グループ

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