今回の2013年インディカー・シリーズ開幕戦はデルタ航空さんのご協力により、日本から第1戦セント・ピーターズバーグの最寄の空港、タンパまで飛びました。成田〜アトランタ間の国際線では前席との間隔が広い「エコノミー・コンフォート」のシートに乗ることができたので、早速その様子をレポートしたいと思います。
3月21日午後3時30分の成田発DL296便の25Jが今回の僕のシートでした。まずゲートで乗りこむ時にこの「エコノミー・コンフォート」は優先で搭乗することができ、ビジネスクラスのすぐ後に乗ることができるので、僕のような機内持ち込みの荷物(カメラ機材)が大きめの人はスペースが確保できるため、とても助かります。
こちらのリンクを見ていただければと思いますが、標準的な国際線のエコノミー・クラスのシートよりも最大約10.2cm足元が広くなっているとありますね。でも実際は、動画にも収録しましたが、身長が163cmの僕だと普通に座った状態で前席と僕の膝の間隔は20cmぐらいあったと思います。
これだけ広いと、トイレなどで席から離れるときに、わざわざ隣の人に立ってもらう必要がないので、精神的にとても楽でした。行きたい時にいつでも行ける自由っていうのは、ほんとうにありがたいものです。好きな窓側の席にも座ることができますし、今回のように窓側と通路側の間のシートでも、それほどストレスを感じることはありませんでした。
隣を気にせず、いつでも席を立つことができるとなると、ついビールを何度もたのんでしまいがち(笑)ですが、この「エコノミー・コンフォート」は通常のエコノミーで有料なリキュール類のカクテルも無料となります。ブラディマリーが好きな僕としては、大変ありがたいですが、飲みすぎには注意ですね!
さあ、いい感じで酔ってきたら、あとは寝るだけ(笑)。この「エコノミー・コンフォート」は通常のシートよりもリクライニングの角度が最大で1.5倍あり、ヘッドレストは頭を包み込むように角度をつけられるので、快適でした。仕事をしなきゃいけないという人も、電源が設置されているのでPCをがんがん使えますし、スマホの充電などもできますよ。
今回は映画を2本見ましたが、最新作から名画まで最大300タイトルもあり、悩んだ時間の方が多かったかもしれません(笑)。見る際はスマホのようにモニターをタッチしながらセレクトしていくのですが、動画をご覧のとおり、すごく簡単に操作できました。音楽やゲームも豊富で、子供向けのチャンネルまでありましたよ。
さて、気になるお値段ですが、デルタのマイレージをためている方はご存知のとおり、それぞれのステイタスに応じて無料になったり、割引が適応されます。一方、初めて利用するという方は、今回のような国際線長距離路線で最大180ドルの追加により、「エコノミー・コンフォート」のシートを選ぶことができるそうです。これは悩みますね〜。
来週の第2戦アラバマ・グランプリは、デルタのハブ空港のひとつであるアトランタからもクルマで2時間半ぐらいです。他に第3戦ロング・ビーチと最終戦フォンタナでは羽田便があるロサンゼルス空港、第6〜7戦のデトロイトや、第11戦ポコノもニューヨークのJFKから2時間半ほどなので、日本から乗り継ぎなしで行けます。
今年アメリカでの観戦を考えているファンのみなさん、長時間の飛行機の移動はどうしてもストレスが溜まってしまうものです。少ない投資で快適に飛べるデルタ航空の「エコノミー・コンフォート」、ぜひ検討してみてください!(斉藤和記)