快晴に恵まれたフロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで、気温19度と絶好のコンディションで始まった2012インディカー・シリーズ・オープンテスト初日。当初予定されていた11台から、ドラゴンのブルデイを除く10台が参加しました。
10台の内訳はシボレー勢がペンスキーのカストロネベス、ブリスコー、パワーに、アンドレッティのハンター-レイ、マルコ、ヒンチクリフの6人。ホンダ勢はコインのウィルソンとジェイクス、シュミットのペジノの3人で、ロータスはHVMのシモーナが走行を重ねました。
トップ・タイムをマークしたのはアンドレッティ・オートスポーツのハンター-レイで、52.5826秒を記録。「カーボン・ブレーキはこれまでとまったく違うね。クルマは開発するほど速くなる。セント・ピーターズバーグのラップ・タイムは(去年より)速くなるよ」
2位は今年15年目のシーズンを迎えるカストロネベスで、52.7092秒。シボレー勢が初日のワンツーでした。「このコースはコンクリート・ウォールはないけど、様々なバンプやコンクリート、アスファルトがあるから、ストリート・コースでの方向性を示してくれるんだ」
52.7311秒で3位、ホンダ勢のトップを記録したのはルーキーのサイモン・ペジノ。昨年3戦に出て、チャンプカーも14戦走った経験の持ち主だけに、ルーキーと呼ぶにはちょっと? チャンプカー時代はパワーのチームメートで、プライベートでも二人は仲がいいです。
昨年インディ500を含む3戦に出場した49歳のベテラン、デイビー・ハミルトンが共同オーナーとしてシュミットに加わり、“シュミット・ハミルトン・レーシング”として今シーズンを戦うことになりました。長年ハミルトンをサポートしていたhpロゴがマシンに。
2年連続でロード&ストリートのチャンピオンとなっているパワーですが、今回は53.0512秒とふるわず6位。というのもセッション中にマシンが燃えてしまう事態に見舞われ、自ら消火する場面もありました。アクシデントがなければもっとスピードアップしていた?